22/7 天城サリー&海乃るり&河瀬詩&倉岡水巴&白沢かなえ&涼花萌が振り返る、激動の2021年 『覚醒』への手応えも語る

22/7、激動の2021年を語る

河瀬詩&倉岡水巴&白沢かなえ

――「覚醒」は、これまでの22/7表題曲とは違った印象があります。皆さんはどう受け止めましたか?

倉岡水巴(以下、倉岡):今までは、主人公が内にこもるみたいな曲が多かったんですけど、今回は前向きな曲です。私たち自身も、もともとは内気な子が多かったんですけど、デビューから4年経ってだんだん大人になってきて。第二章に向かっていく今の私たちに、ぴったりな曲だなって思いました。

河瀬詩(以下、河瀬):初めて聴いたときは、戦隊ものの曲みたいだなって思いました。どんどん気分が上がっていくようなイントロで、サビもアップテンポでキャッチーですし、これまでの表題曲とは何かが違う。AメロやBメロあたりは今までのナナニジの雰囲気もあるんですけど、サビではそこから殻を破って走り出そうというメッセージを伝えてくれてるように感じて、私自身もあらためて背筋を伸ばされるような曲ですね。

白沢かなえ(以下、白沢):アップテンポで、〈覚醒しろ!〉〈怒れ!〉と歌詞も命令口調が多いので、本当に言われているみたいで、自分も「あ、覚醒しなきゃ」と(笑)。何かやらなきゃいけないんだっていうのを、この曲をやるたびに気づかせてくれます。

河瀬詩

――22/7の第二章という言葉も出ましたが、このシングルはまた特別な位置づけもできそうです。

河瀬:このメンバーでの最後のシングルなので、後々振り返ったときにすごく思い出に残る作品になっていくと思っていて。寂しさはもちろんあるんですけど、今の私たちを応援してくれてる人に向けて、今の私たちこれができますよ、こういうことをしてきましたよというものを、一つの形として残せるシングルだと思います。

――シングルの共通収録曲になっている「Just here and now」は、また違う方向の激しさを持った曲ですね。

白沢:愛が高まってしまった状態が歌詞にギュッと詰め込まれていて、私にとっては大人な恋だなって感じなんですけど。ダンスも激しくて、フリーの部分で愛を伝えるような振付もあったりするので、主人公の「僕」の気持ちになって情熱的にパフォーマンスしたいです。

河瀬:個人的には新しい挑戦で、なかなか慣れなくて難しいんですけど、みんなの踊りが揃ったらすごくライブで映える曲になると思います。レコーディングではとにかく必死感を出してと言われて、合間で息継ぎをたくさんして、抑えきれない焦りを声に乗せるようにとディレクションを受けたので、必死に愛を歌ってる感じが出せたらかっこいいんじゃないかなと思っています。

白沢かなえ

――「いつの間にSunrise」は卒業メンバーのことを踏まえた作品ですね。

倉岡:卒業する3人からの歌い出しになっています。秋元(康)先生が卒業するメンバーにくれたメッセージなのかなと私は勝手に思ってて。曲調もバラード系で、ちょっとライブで泣いてしまいそうですね。

河瀬:このメンバーでできてよかったなって思うし、自分に言い聞かせてくれる歌詞でもあるので、これからも落ち込んだりしたときに一人で聴くと寄り添ってくれるような作品で、すごく好きな一曲になりました。

白沢:この曲に乗せて卒業メンバーは旅立っていくし、私たちにとっては応援ソングでもある。この曲で綺麗に見送ってあげられるんじゃないかなと思います。

――今シングルには新たな紅白ユニットの楽曲も収録されました。倉岡さんは紅組「今年 初めての雪」です。

倉岡水巴

倉岡:この曲はすごくアイドルらしくて、振付も可愛らしい。やっていてすごく楽しい曲です。アイドルになったからには一度はこういう曲をやってみたいな思いがあったので、この曲が来て本当に嬉しかったです。

白沢:同じメンバーなのに、パフォーマンスしているところを見ていると、知らないアイドルみたいで(笑)、新鮮な気持ちで練習を見ています。こんな可愛いアイドルで羨ましいな、みたいな気持ちになります。

――河瀬さん、白沢さんの白組「ヘッドフォンを外せ!」は一転してハードな楽曲。何より、歌唱がとても難しそうです。

白沢:すごく難しかった(笑)。サビも速くて、どこで息継ぎをしていいかわからないくらい。ブレスの位置を全部書き込んで練習しました。いつもならAメロから順に録っていくんですけど、この曲だけはまず全員でサビを何回か歌って、口を速さに慣れさせるところから始まったんです。

河瀬:息も足りないし、口も動かないし。本当に難しくて、レコーディングでも今までで一番苦戦した気がします。

――ちなみに倉岡さんは、白組の曲を外から見ていてどう思いましたか?

倉岡:涼花萌ちゃんとも話してたんですけど、白組は歌も速いしダンスもすごく激しいので、「ようやってるなあ、すごいなあ」って(笑)。同じメンバーやのに、尊敬の眼差しで見ています。

「22/7が私にとっての青春」(倉岡)

――これから22/7はオーディションを経て、新メンバーを迎えることになります。オーディションが行われると聞いたときに考えたことを教えてください。

白沢:全員同じ部屋に集まって、オーディションの話が発表されたとき、空気が一瞬「すんっ……」ってなったのを覚えてます。最初に思ったのは、みんなはどう考えてるんだろうということで、みんなの表情を観察しちゃいました。でも、卒業するメンバーのこともあるし、このままではないんだろうなと思っていたので、あまり驚きはなかったです。

――河瀬さんはどのように受け止めました?

河瀬:私自身、一人だけ途中で加入した立場だったんですけど、周りのメンバーに支えられてなんとかやってこれているので、新しい子が入ってきても、みんなが支えてあげて活動できるんだろうなと思っています。なので、マイナスな気持ちは全然なくて、どんな子と会えるのかが楽しみですし、すんなりと受け止められました。今度は逆に私が支える側になるので、その意味で身が引き締まる思いはありました。

――現在、22/7のカラーもある程度出来上がっています。新しいメンバーが入ることで変えてほしいこと、変えてほしくないことはありますか?

白沢:やっぱり、メンバーがみんな良い子たちなので、新しい子も含めて仲良しな雰囲気はずっと変わらなければいいなと思います。逆に、私たちは内気なところがあって、萎縮しちゃうときもあるので、そこをバッと変えられるような子が入ってくれると、グループも明るい方向に行くんじゃないかなと思います。

河瀬:グループに加入して感じたのは、みんな自分の担当するキャラクターのことがすごく好きで、自分自身と同じくらいキャラクターへの愛情を持っているということです。それは私たちのグループにしかない色ですし、キャラクターに愛着を持って一緒に進んでいくということは、変わらずにいられたらいいのかなと思いました。

――もうすぐ2021年も終わります。今年はどんな年だったでしょう?

河瀬:夏に写真集撮影やツアーがあって、個人的には初めて舞台にも出させていただいて。各地でライブをしてホテルに泊まって、という日々も初めてで楽しかったです。あと今年はやっぱり、卒業していくメンバーがたくさんいて。皆は新しいところに向かって歩き出しているので、寂しいとかやめてほしくないとか言えないんですけど。でも、やっぱり寂しかった面もたくさんあるので、それも全部含めて、記憶に残る一年だと思います。

白沢:ちはるん(帆風千春)がいなくなったり他にも卒業していくメンバーがいて、今年は大切なものが少しずつ自分から離れていくことが多くて。なんだか自分が試されてるのかなって。それに対して、腐ってちゃいけないし、どうにかして前に進まなければいけない。その気持ちの整理をしているうちに、たぶん今年は終わってしまうんですけど。それを乗り越えて、成長に向かっていければいいなと思います。

――倉岡さんはまもなく卒業を迎えます。22/7でのキャリアがどんな日々だったか教えてください。

倉岡:学生の頃もチームで何かを成し遂げたりする青春を送ってこなかったので、22/7が私にとっての青春だと思ってて。私、ポンコツなところもあるんですけど、22/7で初めてチームワークを学んで、メンバーに支えられてここまでやってこれた。ほんまに、仲間ができたことが一番良かったことだなって思います。ファンの人たちにもたくさん支えられてきて、いつか恩返しをすると言い続けていたのに、まだできていなくて。22/7の倉岡水巴ではなくなってしまうんですけど、またファンの皆さんの前に姿をお見せできるようにがんばります!

――来年の22/7はどんなグループにしていきたいですか?

河瀬:やっぱり、応援してくださる方々のおかげで成り立っているので、今まで以上に応援しててよかったなって思ってもらえるようなことをすごくやりたくて。それが具体的にどういう形かはまだ掴みきれていないんですけど、自分にできることをちゃんと考えて見つけていきたいですね。

白沢:私も、今言ってくれたまんまの気持ちでした(笑)。あとは、個人的には5年間やってきて、22/7の中での自分という存在がある意味安定してきているので、新メンバーが入ることで、またメラメラしたいなって思っています。

■リリース情報
22/7 8thシングル『覚醒』
発売日:2021年11月24日(水)
形態数:全4形態
完全生産限定盤A/7,000円(税込)
・CD
・Blu-ray:『11という名の永遠の素数 Release Tour 2021』昼公演@Zepp DiverCity(TOKYO)(2021.07.22)
・ライブフォトブック
・三方背BOX
・トレカ:完全生産限定盤Aアーティストトレカ10種のうちランダムで1枚を封入(予定)

<CD収録内容>
01. 覚醒
02. Just here and now
03. いつの間にSunrise
04. 覚醒-off vocal ver.-
05. Just here and now -off vocal ver.-
06. いつの間にSunrise -off vocal ver.-

完全生産限定盤B/7,000円(税込)
・CD
・Blu-ray:『11という名の永遠の素数 Release Tour 2021』夜公演@Zepp DiverCity(TOKYO)(2021.07.22)
・ライブフォトブック
・三方背BOX
・トレカ:完全生産限定盤Bアーティストトレカ10種のうちランダムで1枚を封入(予定)

<CD収録内容>
※完全生産限定盤Aと同内容

初回生産限定盤/1,850円(税込)
・CD
・Blu-ray:Making of 1st Album Release Tour "An eternal prime number named 11."

<CD収録内容>
01. 覚醒
02. Just here and now
03. 今年 初めての雪(22/7 紅組)
04. 覚醒-off vocal ver.-
05. Just here and now -off vocal ver.-
06. 今年 初めての雪 -off vocal ver.-

通常盤/1,250円(税込)
・CD only
<CD収録内容>
01. 覚醒
02. Just here and now
03. ヘッドフォンを外せ!(22/7 白組)
04. 覚醒-off vocal ver.-
05. Just here and now -off vocal ver.-
06. ヘッドフォンを外せ! -off vocal ver.-

■公演情報
『22/7 5TH BIRTHDAY LIVE 2021 ~Colors of Flowers~』
日程:12月26日(日)
第1部 開場(配信開始) 15:30 / 開演(ライブ開始) 16:00
第2部 開場(配信開始) 18:00 / 開演(ライブ開始) 18:30
見逃し配信:2021年12月26日(日) 22:00~2022年1月2日 23:59 
出演:22/7  神木みかみ 斎藤ニコル 立川絢香 滝川みう 柊つぼみ 藤間桜 丸山あかね
視聴チケット:4,000円(税込)
販売期間:2021年11月14日(日)16:00 ~ 2022年1月2日(日)20:00 
特設サイト:https://nanabunnonijyuuni-mobile.com/s/n110/page/5th-birthday

■関連リンク
22/7(ナナブンノニジュウニ)公式HP
http://www.nanabunnonijyuuni.com/

22/7(ナナブンノニジュウニ)スタッフtwitter
https://twitter.com/227_staff

「22/7 音楽の時間」公式Twitter
https://twitter.com/nanaon_official (推奨ハッシュタグ:#ナナオン)

TVアニメ公式HP
https://227anime.com/

TVアニメ公式Twitter
https://twitter.com/227anime (推奨ハッシュタグ:ナナニジ)

「22/7計算中」Twitter 
22/7 計算中(@227keisanchu)
https://twitter.com/227keisanchu

22/7公式コミュニティ「ナナコミ 」
https://nana-comi.com/community_details/faAGHO70RFeCjbGxJWj1

©22/7 PROJECT

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※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
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※チェキの指定は出来ません

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<締切:12月14日(火)>

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