SPEEDトリビュート、スカパラ、三代目JSB、超特急……11月10日、11日リリースより新譜4作をレビュー

 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は11月10日、11日リリースのSPEED『25th Anniversary TRIBUTE ALBUM “SPEED SPIRITS”』、東京スカパラダイスオーケストラ『S.O.S. [Share One Sorrow]』、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE『BEST BROTHERS / THIS IS JSB』、超特急『Dance Dance Dance』の4作品をピックアップした。(編集部)

 1996年にデビューし、「STEADY」「Go! Go! Heaven」などのヒット曲を連発、瞬く間にトップアーティストに上り詰め、日本における女性ダンスボーカルグループのロールモデルとなったSPEED。25周年を記念したトリビュートアルバムには、氣志團による「Body&Soul」、Crystal Kayの「STEADY」、ビッケブランカの「White Love」などの魅力的なカバー12曲が収められている。特に印象的なのは、エッジの効いたロックサウンドとともに性急なボーカルを響かせるLiSAの「Wake Me Up!」、そして、バラード調のアレンジのなかで、歌詞のメッセージを手渡すように歌う中島美嘉の「my graduation」。共通しているのはSPEEDに対する憧れとリスペクト、“スピリット”を継承したいという真摯な思い。メンバーと同じ沖縄出身のISSA(DA PUMP)の研ぎ澄まされたボーカリゼーションが光る「ALIVE」も必聴だ。(森)

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 MAN WITH A MISSIONのTokyo Tanaka、Jean-Ken Johnnyをゲストボーカルに迎えた「S.O.S. [Share One Sorrow] feat.Tokyo Tanaka & Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)」は、壮大なスケールのロックサウンドとしなやかなスカのビートをハイブリッドさせた英語詞のナンバー。ムロツヨシとのコラボレーションによる「めでたしソング feat.ムロツヨシ」ではロックンロール、スカ、ムロの天然ポジティブな歌声が共鳴し、リスナーを解放的な気分へと誘う。その他、疾走感に溢れたビート、管楽器、鍵盤のキャッチーなフレーズが響き合うダンストラック「SKA! BON-DANCE〜We Welcome The Spirits」、ソウル、フュージョン、シティポップを背景に、夜の東京を描き出したインストナンバー「A Night In Tokyo」など、ジャンルと時代を超越した6曲を収録。2021年のスカパラはこんなにも自由だ。(森)

S.O.S. [Share One Sorrow] feat.Tokyo Tanaka & Jean-Ken Johnny / TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

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