なにわ男子 藤原丈一郎、周囲を惹きつけるユニークなトーク アツい“オリックスファン”として見せるまっすぐな人柄

「僕は1996年生まれ、そして25年後、なにわ男子としてデビュー。これはもう運命なわけですよ」

 オリックス・バファローズの熱狂的なファンとして知られるなにわ男子の藤原丈一郎。10月30日放送の『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)に出演し、リスナーからのお便りを受けて、ここでもオリックス愛を発揮。「オリックス・バファローズ……オリックス・ブルーウェーブですね、当時。1996年に優勝して以来、25年優勝してなかったわけですよ」と、さらりと球団の軌跡を紹介しつつ、藤原自身を重ねて25年ぶりの優勝を喜んでいた。

なにわ男子

 藤原がオリックスファンになったのは、小学校高学年のときに京セラドーム大阪で行われた『じゃがいもデー』という、じゃがいもを持っていくと小学生は半額で観戦できるイベントがきっかけだそう。今では年間シートを購入するほどで「ファンの方がグッズを持つ気持ちがわかります」とも語っている(※1)。オリックスの優勝を受けて藤原のコメントがスポーツ系メディアに掲載されるというのは、相当な認知度ではないだろうか。

 7月28日の“なにわの日”に、11月12日にCDデビューすることがサプライズで発表されたなにわ男子。翌、7月29日放送の『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に、木曜担当のナインティナインに代わってなにわ男子が登場。そこでも藤原は「なにわ男子のオリックス・バファローズ担当の藤原丈一郎です!」と自己紹介していた。

 7月10日には、野球特番『中居正広のプロ野球魂』(テレビ朝日系)に単独でオリックスファンとしてとしてゲスト出演した藤原。ここでは他球団の熱狂的なファンが勢揃いしていた。7月9日時点でパ・リーグの順位表で1位だったオリックス。7年ぶりの首位に躍り出たことが話題になっていた。古田敦也から「見てください、オリックス首位ですよ!」、中居正広からも「ヤッバいよな、オリックス!」と言われると、藤原は嬉しさを爆発させたような表情を浮かべた。「中居さん覚えてますか? 『5、6位確定』みたいなことを言ってましたけど、はい、1位です!」と自慢げに藤原が話すと、「これはすごいよ」と中居。続けて藤原は「ありがとうございます! もう正直、今日来たとき、テレ朝の対応もちょっと違いました」と笑いを交えながら語った。

 また、高卒2年目の投手・宮城大弥について「今年来ると思ってました!」と目を輝かせ、さらにテンポを上げて宮城選手のエピソードをすらすらと語る藤原。「初めて買ったグローブがちょっと硬かったので、お父さんが柔らかくするために電子レンジでチンしたら焦げちゃったんですよ」と、ファンならではのネタの拾い方でエピソードを披露した。心の底からオリックスの大ファンであることが伝わってきたのと同時に、藤原のトーク力の高さも光っていた。

 関西らしいノリもありつつ、無駄な言葉を挟まず終始テンポが良く、それでいて次々に繰り出される言葉がユニーク。大きな瞳を輝かせていて、それだけでも惹きつけるものがあった。

 この日は特にそれぞれの球団のファンが集まっていただけに、自分の推し球団のアピールをしたい中で、控え目でも、出すぎるでもなく、まるで球をじっくり見るかのように参加し、いざ振られるとすらすらとエピソードを繰り出して盛り上げる。攻守のバランスのとれた野球選手のようなスタンスが印象的だった。“好き”はこんなにも人を魅力的にさせるのかと感心したのと同時に、まっすぐで一途な人柄も伝わってきた。

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