なにわ男子メンバー分析第4回:高橋恭平 バラエティに欠かせないキャラクターとファンや歌への強い想い

クールに見えてサービス精神も旺盛な“おバカハンサム”

 キラキラした王道アイドルを地で行くなにわ男子。さらには関西ジャニーズ発のグループらしく、元気いっぱいでハツラツとしたメンバーが揃う。そのなかにおいて、高橋の佇まいはややクールな印象を与えるかもしれない。また、明るい髪色や若者らしい話し方から、初見の人には「チャラチャラしている」と思われることも少なくないだろう。

 けれど高橋といえば、バラエティに欠かせない存在であり、サービス精神旺盛なファン想いのアイドル。そして何より、泥くさいほどの努力家だ。パフォーマンスにおける成長は、高橋が言わずともその変化が、周りの声が証明している。一つずつ、彼の魅力的なギャップを紹介していきたい。

 まず「おバカハンサム」。先日出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、いよいよその逸材ぶりが多くの人の知るところとなった。言葉で表現しきれないことは、独特な擬音と勢いで突っ切る高橋。不可思議ではなく、絶妙に「分かる」「伝わる」からこそ面白い。現在は言葉遣いもやや変化したが、いわゆる“チャラい”口調で放たれる言葉は、名言のごとくテロップにされることも多く、これまで数々のパワーワードを生み出してきた。なにわ男子のYouTubeやバラエティでも、率先して話し始めるタイプではないが、振られれば独特のワードセンスでしっかりひと笑いを起こしている。デビューにあたり、番組出演も飛躍的に増えるなかで、“高橋らしさ”の爪痕を残してくれることを期待している。

 クールに見えて、サービス精神は旺盛だ。そもそも、“かっこいい自分”でいることがファンを喜ばせると、高橋は分かっている。だからこそアイドルとして大切なナルシシズムを隠さない。多くのファンをときめかせたISLAND TVでの「#なにわとおやすみ」動画もそのひとつ。憧れの先輩であるKing & Prince・永瀬廉が過去に放ったセリフを取り入れつつ、高橋の持ち味であるリアリティのあるかっこよさをファンに届けた。よく変わる派手な髪色も、ライブ会場で「ファンが自分を見つけやすいように」という想いからだという。

 「好きだから頑張りたい」とボイストレーニングに励み、いまや「高橋といえば」という強みに歌も加わった。歌っているときの表情を見れば、彼がいかに歌を好きで、大切に思っているかが伝わるはずだ。なにわ男子のボーカル面において、低めでややハスキーな高橋の声はスパイス。今後さらに存在感を高め、いずれその歌声でもSNSを賑わせてほしい。

※1:https://natalie.mu/eiga/news/341193

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