BTS JIN＆SUGA、『In the SOOP』でも頼りがいある年長コンビ

　BTSが、昨年出演した『In the SOOP BTS ver.』のシーズン2が、10月15日より韓国のテレビ局・JTBCでオンエア、およびファンコミュニティプラットフォームのWeverseでの配信がスタートする。

　『In the SOOP』の“SOOP”は、韓国語で“森”を意味する“숲”（読み方：sup）からつけられたもの。そのタイトル通り、メンバーが日常を離れて森の中で、リラックスした時間を楽しむ様子をとらえたリアルバラエティ番組だ。

　「休暇のときはもったいなくて、日常のときは忙しくてできなかったことをやってみよう」。そんなテーマを掲げ、仕事でありながら限りなく休暇に近い時間を過ごしていく。先駆けて公開された2本のティザー映像では、シーズン1よりもパワーアップした彼らの宿泊施設がお披露目された。

　プール、テニスコート、バスケットコート……と、およそ1年かけて建築したという巨大な建物に、思わず「もはや“城”（성、読み方：seong）」と興奮する一同の声が聴こえてくる。「他の人には知られたくない秘密の場所」「BTSだけの癒やしの場所」というフレーズと共に、彼らが思い切り自由に過ごす姿が映し出されており、シーズン1と同様に貴重な素顔が見られるのではないかと期待が高まる一方だ。

　『In the SOOP』では、ソウルから移動する車の運転もメンバーが行ない、敷地内のカメラは自動で人の動きを追うものを設置するなど、スタッフは極力介入せずに7人だけの生活が繰り広げられるように配慮されていた。それゆえに、JIMINがあわやスーツケースを忘れてしまい、メンバーに洋服を借りる……なんていうハプニングにも見舞われそうになったほど。

　それほど、徹底した7人の休暇感を醸し出した空間で、各々がやりたかったけれど、できなかったことをリストアップして、好きなようにスケジュールを立てていく。あるときは1人で、あるときは複数人で。卓球をしたり、読書をしたり、ゲームをしたり、絵を描いたり、釣りをしたり、ブロックを組み立てたり、木彫りをしたり、ラジコンをしたり、カヌーに乗って音楽を楽しんだり……。

　それぞれ気が向いたタイミングで、好きなことをして過ごす。ときには、VがJIMINを介してJUNG KOOKを呼び出し、2人きりで話す時間を設けるなど、胸の熱くなる展開も見受けられた。そうして各自が気ままに過ごしていても、7人が自然と集まってしまう瞬間が2つある。

　1つは音楽だ。Vが奏でるピアノに合わせて、JIMINが即興で歌を作る。それにつられてJINも歌声を重ねる。そのノリの良さにJ-HOPEが喜ぶ。響き渡る歌声と笑い声につられて、JUNG KOOKもやってきて続きの歌詞を考え、その出来の良さをRMが褒める。そんな一連の様子を見たSUGAがすぐに機材を取りに走って録音＆編集。そのまま主題歌が出来上がってしまうという流れは、シーズン1の大きなハイライトだった。

　そして2つ目は、食事だ。先述したように『In the SOOP』ではスタッフが極力介入しないため、食材も最初の日に大量に用意されているだけで、調理も後片付けもメンバー自らが行なう。食事のたびに7人は声を掛け合って作業を分担し、抜群のチームワークを見せてくれるのだが、そのなかでもひときわ頼りがいのある存在感を放っていたのが、JINとSUGAの年長コンビだった。

　朝、最初に起きるのはJIN、その次がSUGAというのがいつしか見慣れた光景に。示し合わせたわけではないけれど、生活のリズムが自然と近づいていくさまが、まさにJINがつぶやいた「ソウルメイト」という言葉にピッタリだ。途中、2人は「JINさんとは兄弟みたい」（SUGA）、「4時間車で一緒でもずっと話し続けてる」（JIN）とお互いの相性の良さについて振り返るシーンもあったほど。

　「何食べる？」そんなふうに始まる2人の会話は、家族の光景そのものだ。SUGAは食材の在庫状況を把握しながら「タッカルビを食べちゃわないと」「汁物も作ろう」と機転を効かせて食事計画を立て、手際よく作業を進めていくタイプ。一方、JINは大きな魚をさばいてムルフェ（刺し身や野菜をコチュジャンベースの冷たいスープに入れた韓国料理）や寿司を作るなど、「こんな森の中でコレが食べられるの？」というサプライズでメンバーを喜ばせる。