BTS、突然のV LIVE配信でも溢れる7人の個性 世界中のARMYへの嬉しいサプライズを振り返る

『Butter』
BTS『Butter』

 BTSのメンバーが、続々と突然のV LIVE配信を行ない、世界中のARMY(ファン)を喜ばせている。そのタイミングは昼間だったり夜中だったりと、とにかくいきなりやってくるのだ。だが、予想外のコンタクトほど“いつでも繋がりたい“と思ってくれている証のようにも感じられるもの。もちろん配信内容もメンバーそれぞれの個性が溢れていて楽しい。そこで今回は、この夏に配信されたライブの内容共に、7人の魅力を振り返りたい。

作詞講座も始まったRMのライブ配信(7月13日)

급 라이브~~

 「급 라이브~~(急にライブ~~)」というタイトルとおり、先陣を切ってライブ配信をしたのはRM。英語を交え、海外のARMYにも気を配りながらトークを開始した。「スケジュールの途中だけど30分ほど時間があったので」と始まったライブ配信は、新しい作業室での曲作りの話がメイン。

 「Butter」のラップ部分はRMのものが採用されたこと、「Permission to Dance」にはラップパートを入れるかどうか意見が分かれていたことなど、その制作背景を知ることができ、RMのトークを聞いていくうちに、さらに楽曲たちへの愛着が湧く。

 また、eAeonとのコラボ曲「Don’t do that(feat.RM)」についても言及。歌詞に込めた「波の色がもともと何なのか」というRMらしい哲学的な視点を共有することができるのも、ライブ配信ならではの距離感だ。

 さらに、TOMORROW X TOGETHERの「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)」の作詞に参加したRMは、メロディに合う母音についても説明。「それを発見するのが大きな宿題で楽しい」「世界観の主人公を理解する」など、どのように言葉を紡いでいくのかを追って解説し、RMのクリエイティブな脳内を疑似体験できる貴重な時間となった。

落ち着いた声に癒やされるSUGAタイム(7月19日)

작업실입니다~

 「작업실입니다~(作業室です〜)」というタイトルで、新しくセッティングした作業室の紹介からスタートしたSUGA。コメントを読むためにジッとカメラを見つめるSUGAの目線にドギマギしながらも、背後の電子ドラムセットが目に飛び込んでくる。

 「叩いてみたくて買ったんですけど……はい」と、ぽつりぽつりと語りかける低音ボイスが実にSUGAらしくて心地よい。この日、雨が降っていたようで「雨……わからないけど、帰ってくるときに少し降ってて今は虹が出てた」というリアルタイムの報告もライブ配信ならではの楽しみだ。

 SUGAといえば、手術を受けた肩の回復具合が気になるところ。「完全に良くなったわけじゃないけど、周期的に病院へ行って過ごしています。特に今、肩がすごく痛いということはありません。リハビリを頑張っているし」と現状をありのままに報告してくれた。

 さらに、スキンケアについては皮膚科医から「一番無難なものを」と言われており、特別なケアはしていないという。「とにかくいい成分は僕にはよくないそうで……全部安いものだけを使ってた」と、生活に密着した情報を細かく聞くことができるのも、ライブ配信だからこそ。配信後もリハビリと運動をするというSUGAは、最後にまた近いうちに部屋ツアーをしてくれると約束してくれた。

Vの自由すぎるモッパン&まさかのRM乱入(7月24日)

먹방

 肌触りの良さそうなシャツをさらりと着用し、ゆったりとした装いで登場したVは、音楽に耳を傾けながら開始3分間ずっと無言でもぐもぐとお寿司を食べる。そのお供には、オレンジの炭酸ジュースというなんとも自由な組み合わせだ。

 「Knockin’on Heaven’s Door」(ボブ・ディラン)、「Belle」(アル・グリーン)と心地よいBGMが続いて、ようやく「こんにちは」と声を発したかと思うと「僕は……BTSのVと申します」と急に“はじめまして“風の挨拶をしてみせるから吹き出してしまいそうになる。

 そして、またもやもぐもぐとモッパン(食べる様子を放送する配信)を始め、「すいか(수박:読み方 スバッ)じゃなくて寿司(초밥:読み方 チョバッ)」とマイペースな発言も飛び出す。さらに、「“歌のせいで僕の声が聞こえない“っていうコメントがあったんですが、今日の主人公は僕じゃなくてこういう歌です」と言いながら、さらにBGMのボリュームを上げていくのだった。

 「Don’t Look Back In Anger」(Oasis)、「At Last」(エッタ・ジェームス)と続き、身体をスイングさせながら気持ちよく音楽にノッていると、ARMYからは「ロマンチックなシーンの主人公になった気分」というコメントも。気分をよくしたのかVも「サランヘ(愛してる)」とバッチリ決めてくれた。

 さらに「この曲も最近、僕が聞いてる曲」と紹介してくれたのは「Al Final Del Camino」(Boyz II Men)。そして「CORSO」 (Tyler,The Creator)が流れてくると、何やらカメラの向こうを見てニヤニヤし始めるV。すると“バシャン!“と不穏な音が。RMがプロテインをこぼしたのだという。さすが“破壊神”の異名を持つRMだ。

 今回Vは作業室ではなくパブリックスペースで撮影していたが、こうしたメンバーの乱入があるのも嬉しい展開。その後、RMとVはノリノリで歌い始め、そのまま「ARMY愛してる! バイバイ!」とフリーな雰囲気のままライブ配信は幕を閉じた。

真夜中の新社屋をJ-HOPEと大冒険(7月26日)

늦은 시간 호비 라이브

 「礼儀のない行動しちゃったな(笑)」と照れくさそうに顔を抑えながらJ-HOPEがライブ配信を始めたのは、なんと深夜2時過ぎ(日本時間)。「夜中の雰囲気でV LIVEをしてみたかった」と言い事前に少し寝ていたようで、前髪が無造作に上がっているところも素顔感満載で微笑ましい。

 すると、カメラを持って突然移動を始めるJ-HOPE。そのまま練習室へと誘ってくれるというのだ。到着したのは誰もいないレッスンスタジオ。「ダンスチーム生活をしていたとき以来の夜中の練習。本当に久しぶり」とカメラをセッティングして、惜しげもなくその風景を見せてくれた。

 「しっかりほぐさないと身体が動かない」と入念にストレッチを行ない、いよいよダンススタート。関節を自在に動かすフリースタイルを披露したかと思うと「ふくらはぎがほぐれてないみたい」とストレッチを再開。ダンスを通じて身体と会話をしているJ-HOPEのスタンスが見える瞬間だ。

 十分に身体がほぐれたら、軽やかなステップを踏み、そのまま徐々に大胆な動きへとヒートアップしていく。「正直、全世界の多くのダンサーさんに比べたらまだまだだし、でもこうやってとにかくリズムに乗るだけでもすごくストレス解消になる部分があると思います」とどこまでも謙虚な姿勢のJ-HOPE。「努力の汗はすごく意味がある」という言葉が印象的だった。

 休憩を含む約45分の練習を終えて練習室を出ると、電気が消えた真っ暗な映像に。「ちょっと怖いな」「すごく静かだ」と怯えながら「Permission to Dance」をかけて気を紛らわせる作戦に出る。しかし、エレベーターでは接続が不安定になってしまい「途切れないで〜」と大騒ぎ。

 無事作業室に戻ると、そこにはARMYにとって見覚えのあるフラミンゴのぬいぐるみが飾られている。これは『BON VOYAGE Season 3』でVが「フラミンゴを見たことがない」というJ-HOPEのために射的でゲットしたもの。そんな愛しい思い出を大事にしているところも十分に伝わる、愛に溢れたJ-HOPEらしさ全開のライブ配信となった。



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