SixTONES 京本大我、ミュージカル『ニュージーズ』に込める情熱 ストイックな姿勢で稽古に打ち込む実直な姿

 舞台の中止・延期の間、SixTONESとしてコンサートツアーに新曲のリリースがあり、また音楽番組やバラエティ番組への出演が続いた京本。なかでも印象的だったのが、7月17日放送の音楽特番『音楽の日2021』(TBS系)。グループでの出演に加えて、ディズニーメドレーの中で、京本がAIと「A Whole New World」を披露した。

 『アラジン』の映像をバックにオール英語詞で歌い上げた二人。京本は冒頭から迷いのない歌い出しで、音域を自在に操り、伸びやかな歌声で物語の広がりを表現した。曇りのない清々しい表情で、感情を込めながらソロパート、AIとのハモリを聴かせた。技術としての上手さだけではなく、まるでミュージカルの一節かのような、奥行のある歌声で物語の世界へと誘う。京本は歌い終えるとAIと拍手を送り合い、美しい所作で深々と頭を下げ、余韻を壊すことなくステージを終えた。歌声はもちろん、京本の表情や仕草からも歌を愛する姿勢や、ステージに対する情熱が感じられた。

 1年5カ月ーー京本は「僕の芝居をずっと見て下さっていた小池先生がジャックに抜擢して下さったのである意味、『エリザベート』のルドルフがつなげた作品」(※1)と語ったように、これまでに3度ミュージカル『エリザベート』でタッグを組んできた小池修一郎との仕事に感謝の気持ちを述べていた。昨年の中止について、「正直言うと、1年前の自分では演じきれなかったなと思います」と明かし、「去年中止になったことは意味あることだと考えたい」(※2)と前向きに捉えている姿がなんとも頼もしい。謙虚な姿勢だが、一つひとつをストイックに積み重ね、期待に応えてきたのは他でもない京本なのだ。1年5カ月の時を経て、いよいよ京本座長の舞台の幕が上がる。

(※1)『STAGE navi』2021vol.60
(※2)「スポーツ報知」10月1日付



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる