MY FIRST STORY、2年ぶり全国ツアーで示したファンと共に歩み続ける決意 武道館公演も発表
MCではKid'z(Dr)がKid'sとよく名前を間違えられることや、Nobのベースのピックがトイレや電子レンジなどの至るところから出てくるといったエピソードが暴露され、終始和やかな雰囲気だった。
しかし、後半戦1曲目となる「アンダーグラウンド」が始まるとその空気は一転。MY FIRST STORYらしい重めのロックサウンドで、会場を一瞬で音楽の波に乗せていく。その後もラップが印象的な「MONSTER」や、ベースのスラップが聴きどころの「大迷惑」を次々と畳み掛ける。力強いスネアのサウンドやキレのあるギターのカッティングにも心酔していると、さらに「遊び足りなくないですか?」という言葉と共にノンストップで「ACCIDENT」、「猿真似ドロップアウト」がドロップされた。MCが明ける直前にHiroが放っていた「後半(の楽曲は)激しいですね」という言葉どおり、アップテンポで激しい曲をプレイしながらステージ上を駆け回るメンバーの姿にはもはや脱帽するしかなかったが、リスナーも負けじと休む間もなくジャンプし、拳を掲げ、一緒に会場を熱くしていた。「もっと楽しみたいんですよ! そんなもんじゃないだろ!」とHiroがラストスパートを掛け、キラーチューン「不可逆リプレイス」を奏でる。ラストは、これからもファンと一緒に歩んでいくことを誓うという意味を込めたであろう「With You」で締めくくった。
そして最後に「必ずまた会おう! 2月に武道館で待ってるからな!」(Hiro)と来年の武道館公演を発表。この2年間、全国ツアーができなかったとしても歩みを止めずに一歩ずつファンと進んできたマイファス。『continuation of the story』という名の如く、ツアーが終わっても彼らの道はまだまだ続いていく。ステージを去る前に深々とお辞儀するメンバーを見て、きっと誰しもが、必ずまた会いに来ることを誓っただろう。