乃木坂46 山下美月、遠藤さくら、筒井あやめがバンドメンバーに 新体制で歌い継がれる乃木團の歴史

 乃木坂46が、9月22日にリリースする28thシングル『君に叱られた』収録楽曲のMVを順次公開している。賀喜遥香が新センターを務める表題曲「君に叱られた」をはじめ、新たに4期生メンバーが加わった寺田蘭世センターのアンダー楽曲「マシンガンレイン」、グループからの卒業を発表している高山一実のソロ曲「私の色」。そして、今回注目したいのはバンド編成による「泥だらけ」だ。公式には謳われていないものの、乃木團を前身として結成されたバンドであることは言うまでもない。

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 乃木團とは、2014年4月に氣志團が主催で開催した対バンライブシリーズ『極東ロックンロール・ハイスクール 第弍章』の第4回公演『乃木坂46 vs 氣志團 ~学生服反逆同盟~』で初めて披露された、氣志團をリスペクトして結成されたバンド。オリジナルメンバーは、ボーカルの中元日芽香と能條愛未、ギターの川村真洋と深川麻衣、ベースの中田花奈、ドラムの齋藤飛鳥、キーボードの永島聖羅の7名。初めて演奏したのは、氣志團の代表曲「One Night Carnival」だった。当時の乃木坂46はというと、8thシングル『気づいたら片想い』をリリースしたばかりの頃。演奏自体はまだ初々しいものであったが、乃木坂46がバンド編成で楽曲を生演奏するということはグループにとっても新たな挑戦の一歩だった。

 2015年2月、西武ドームで開催された『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』で、乃木團がサプライズ登場。「One Night Carnival」に加え、乃木坂46の「ぐるぐるカーテン」が持ち曲に加えられた。その後は、乃木團自体の露出も徐々に増加。同年4月には台湾で開催されたライブイベント『JAPAN MUSIC NIGHT』に乃木團が出演。レパートリーに「狼に口笛を」を加え、初の海外公演を成功させている。

 だが、メンバーの卒業に伴い、乃木團の活動は一旦の幕を閉じることになる。2016年3月に開催された『アンダーライブ全国ツアー2016~永島聖羅卒業コンサート~』は、乃木團の解散ライブでもあった。同時期にリリースされた2ndアルバム『それぞれの椅子』には、乃木團の初のオリジナル楽曲「失恋したら、顔を洗え!」が収録されている。

 解散という形は取ったものの、その後もキーボードに和田まあやを加えるなど、メンバーチェンジを経ながら活動を継続。唯一のオリジナルメンバーとなった齋藤が自宅にドラムセットを購入し、メキメキと腕前を上達させる中、乃木團にとって新たなスタートとなったのが、2019年2月に開催された『乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE』での、新生・乃木團のお披露目だ。新たなボーカルに迎えられたのは、伊藤純奈と久保史緒里。乃木坂46随一の歌唱力の持ち主であり、舞台『三人姉妹』で共演した2人としても文句無しの人選だ。しかし、コロナ禍によるライブ回数の減少と中田、伊藤の卒業により再び乃木團の形は崩れていく。そこに発表されたのが今回の「泥だらけ」だった。



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