SixTONES、Snow Manから続く伝統 旅企画から垣間見えるTravis Japan&少年忍者の個性

少年忍者

 約1年前の企画だが、21人(山井飛翔はこの日、欠席)で観光バスを貸切り、御岳山へと遠足に向かった少年忍者。この大所帯を率いるのは、おなじみ川﨑皇輝だ。進行はもちろん、メンバーにまんべんなくトークを振り、これぞ「見本」という食レポも見せる。朝が苦手だとは到底信じられないプロ意識で、笑顔を絶やさずグループを牽引した。

 土産店内や登山路では、年上メンバーがさりげなく年少メンバーのそばにいる姿もほほえましい。彼らの年ごろにおいては、1歳・1学年の差さえ大きいはずだが、それ以前にグループメイト。年齢の壁などとうに超えたチームなのだ。

 バス車内は、ときに音割れするほど元気いっぱい。全員参加型のお絵描きゲームが行われ、全員の顔と名前も把握することができる。ただし1年前とあり、“みんなの久保廉”もまだ声変わり前。ここからメンバーらは、みるみる成長を遂げている。

 山に向かって願いを叫ぶ「大声選手権」では、各々が個性を発揮。普段はなかなか聞くことのできない、秘めた野望も明かされた。ダンスに定評のある織山尚大が「もっとダンスうまくなりたい」と、腹の底から願いを叫ぶと、メンバーからもどよめきと拍手が湧きおこる。「ドームでコンサートができるようになりたい」(ヴァサイェガ渉)、「誰もに認めてもらうようになる」(黒田光輝)、「世界で通用するグループになりたい」(檜山光成)と、夢は大きい。田村海琉が「アクロバットができるようになりたい」と叫んだときには、お兄さんメンバーが「いいね」「やろうよ一緒に」と、温かく迎え入れる姿が印象的だった。

 なかには「元木ワクワク、広めたい」(元木湧)、「岸(優太/King & Prince)くんとご飯行きたい」(長瀬結星)、「じいちゃんまで笑って暮らしたい」(深田竜生)といった、少し笑える願いや、深い願いも。ぜひ今一度振り返って、彼らの熱い叫びを聞いてみてほしい。あれから1年、夢に大きく近付いているはずだから。

 ほかにもAぇ! groupがキャンプに出かけ、夜には想いを語り合うなど、ロケ企画を通し各グループの絆や熱い心のうちを知ることができる。たやすく出かけられない時期が続くが、ぜひ今後も旅企画は継続してほしいものだ。

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