なにわ男子 道枝駿佑、King & Prince 平野紫耀と『24時間テレビ』SPドラマ出演 演技への期待とJr.たちが繋いだバトン
2019年『絆のペダル』(なにわ男子 高橋恭平)
主人公は、最愛の母に肝臓を提供してなおトップアスリートとして返り咲き、日本一のロードレーサーとなった宮澤崇史(相葉雅紀)。高橋は崇史の中高生時代ーー自転車と出会いその才能を発揮、日本一を夢見て仲間たちと切磋琢磨する、崇史の「軸」ともいえる重要なパートを演じた。
本作は、高橋にとって初めてのドラマ。当時のコメントでは「足を引っ張らないように……」と怖さや緊張感があると述べながらも、なにわ男子を代表して出演できる誇りと、撮影を通して得たという「幸せな経験」について語っている(※1)。
2年前とはいえ、当時はまだ10代。表情にはわずかに初々しさが残る。ロードレースに明け暮れる崇史の青春を、苦悩さえ爽やかに演じ、視聴者をぐっとストーリーへと誘った。その姿は、高橋を「なにわ男子」のメンバーだと認識していなかった視聴者にも、印象に残ったはずだ。
なお本作はBlu-ray化されている。念願だったCDデビューが決定し、今後ますます活躍の場を広げてゆく“なにわ男子・高橋恭平”の貴重な軌跡として、手元に置いておきたいところだ。
2021年『生徒が人生をやり直せる学校』(なにわ男子 道枝駿佑)
それぞれに複雑な背景を持ち、行き場のない生徒たちが通う槙尾高校。道枝は、同校3年生のカリスマ生徒・木の葉陸也を演じる。バイクを体育館に乗り入れるなどやんちゃな行動を見せる陸也だが、母親との関係に問題を抱え、早くも人生を諦めていた。とあることがきっかけで、主人公・樹山蒼一(平野紫耀)にとって“一番忘れられない生徒”になる。
平野とはドラマ初共演だが、平野が関西ジャニーズJr.に在籍していた当時からの付き合い。撮影中に道枝が19歳の誕生日を迎えた際には、公式サイトに笑顔のツーショット写真がアップされた。
これまで、木村拓哉やV6・井ノ原快彦、KinKi Kidsら多くの先輩らの背中を間近に見てきた道枝。演技経験も豊富だ。今回は桜田ひより、板垣李光人ら若手実力派俳優と肩を並べる形で、主要生徒の一角を担う。『メンズ校』(テレビ東京系)や映画『461個のおべんとう』で見せた、悩める高校生の憂い、透明感が印象的だった道枝が、10代最後の貴重な夏を懸けた本作に期待したい。
(※1):https://www.ntv.co.jp/24h-drama2019/articles/3214qkmmyupjn1ua8ra.html