宮野真守×水樹奈々、『うらみちお兄さん』「ABC体操」で見せる抜群のパフォーマンス 最強タッグが生み出した中毒性

『うらみちお兄さん』1巻(一迅社)

 2021年7月5日に放送スタートしたアニメ『うらみちお兄さん』(テレビ東京ほか)。久世岳の同名漫画を原作としたこの作品は、子供向け教育番組『ママンとトゥギャザー』の体操のお兄さん・うらみちお兄さんこと表田裏道を中心に、出演メンバーたちの(表向きはキッズ向けに見せかけて)シビアな現実を描いた大人向けアニメである。

 そんな『うらみちお兄さん』のオープニングテーマを飾っているのが、歌のお兄さんである蛇賀池照、通称いけてるお兄さん(CV:宮野真守)と、歌のお姉さんである多田野詩乃、通称うたのお姉さん(CV:水樹奈々)による「ABC体操」だ。いかにも教育番組らしい、元気いっぱいなメロディでありながら、出だしからいきなり〈常識の範囲内で 必要最低限に体を動かそう〉と力強く歌う、シュールさに満ちた楽曲である。

 この「ABC体操」を、「中の人」である宮野真守と水樹奈々の「踊ってみた」動画が7月25日に公開され、そのキレッキレな姿に注目が集まっている。この動画のおもしろさをしっかり味わうために、「ABC体操」、そして宮野と水樹について掘り下げてみたい。

水樹奈々と宮野真守が『ABC体操』踊ってみた♪

 宮野真守、水樹奈々と言えば、どちらも声優界を代表するシンガーであり、パフォーマーだ。声優として『DEATH NOTE』の夜神月、『うたの☆プリンスさまっ♪』の一ノ瀬トキヤ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニュート・スキャマンダーなどを演じてきた宮野。

 子どもの頃から劇団ひまわりに所属し、役者としてもキャリアを積み重ねてきた。2008年には歌手デビューし、日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を開催するなど成功をおさめてきた。最近はテレビへの出演も多く、その奔放な姿をお茶の間で目にする機会も多い。歌、演技、トークとマルチに才能を開花させたパフォーマーだ。

 一方、『NARUTO -ナルト-』シリーズ(日向ヒナタ役)、『魔法少女リリカルなのは』シリーズ(フェイト・テスタロッサ役)、『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ(風鳴翼役)などに出演してきた水樹は、2000年に歌手デビューし、その高い歌唱力で絶大な支持を獲得。シングルでもアルバムでも何度となくオリコンチャート首位を記録している。2009年には、声優初の『紅白歌合戦』出場という快挙を成し遂げ、声優界のディーバとして確固たる地位を築いた。

 このように、宮野と水樹が名実伴ったアーティストであることを知っていれば、今回の「歌のお兄さん」「歌のお姉さん」としてのキャスティングの妙がわかるはずだ。



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