『NERD』インタビュー
カッコつけないで、ありのままでいいーーXY GENEが語る、『NERD』と名付けたアルバム完成までの大きな変化
DinoJr. 制作コメント
・XY GENEとどのように制作したのか?「Me=Now」
GENEがぼくに一緒に歌ってほしいと持ちかけてくれた楽曲です。
この時期GENEはなにやら作詞スランプで何を書けばいいのか分からない状態になっており、その悩んでいる状況そのものをラップに落とし込んで表現したいということでした。
ぼくも職業柄作詞スランプに関しては大いに共感できる部分があったので、なにも進まずうだうだと悩んでいる様子をぼくらしくコミカルにラップしてみました。
サビのメロディは歌詞がまだ決まっていない段階で、あとで差し替える前提でナナナナ〜と吹き込んでいたのですがそれがまさかそのまま使われることになるとは思わずちょっとダサ恥ずかしい気持ちもありつつ、「まぁ歌詞なんてなくてもいいよね〜〜〜」というある種アンサーっぽい表現に結果として繋がったので頭空っぽにしてライブでみんなで盛り上がれる曲になったら嬉しいなと思っています。
「I’m here」
ギターソロの演奏とミュージックビデオへの出演で参加しました。GENEの家に遊びに行って、部屋に入った瞬間にギターを手渡されてそのまま弾かされたような記憶があります。ミュージックビデオにも出演させてもらいました。撮影中に見せたGENEの憂いを帯びた表情はいまでも忘れられそうにありません。愛のある演者、スタッフに恵まれ、終始非常に温かい空気感に包まれた撮影でした。是非いろんな人に見て、聴いてもらいたい作品です。
・トラック面で工夫した点 or 難しかった点
「Me=Now」
ギターとベースを弾きました。ほぼ全編ギターのオーバーダブで構成されているので、フレーズごとのリズムの弾き分けに注意を払いながらの作業でした。
普段自分ではあまりギターソロを弾かないのですがGENEの現場では毎回たくさん弾くので、大変ですが非常に刺激になってます。もっと練習しなきゃ!
・XY GENEの歌唱について感じたこと
GENEの歌は良い意味でクセがなく澄んでいて、どんな曲でも違和感なくマッチしてしまうのがすごいなと感じます。
とりわけ本人がダンサーだからかリズムが軽やかで、シンプルなトラックの上でもグルーヴを表現できてしまうなかなか稀有な歌い手なのかなと思います。
優しく甘い声質もGENEの優しい性格がにじみ出ているようで、これを書きながらなんだかいろいろとズルく思えてきました。
・その他楽曲におけるポイントがあれば
Me=Now、なんだかアルバムの中で一曲だけ妙な空気感(主にぼくのせいで)放っちゃってますがそこもGENEの振り幅ということで、なにとぞ広い気持ちで楽しんで聴いて頂けたらと存じます!
■プロフィール
1991年生まれ、千葉県出身のシンガーソングライター。
台湾人と日本人の血を引き、幼少期に台湾暮らしを経験。全ての曲の作詞作曲、アレンジ、DAWでのトラックメイクをこなす。
NeoSoul,Hip-Hop,Funkなどの要素を現代的な色彩感覚で荒削りにコラージュした『トーキョー・サイケデリック・ネオソウル』を掲げて活動中。
2016年に全国リリースした1st Album『DINOSENCE』は自主制作ながらKan Sano、Shingo Suzuki(Ovall)などの面々が全曲参加し話題となる。
2020年タワーレコードの一部店舗限定でリリースされた2nd Album『2091』は前作同様自主制作ノンプロモーションにもかかわらずSpotifyの『New Music Friday Japan』『New Wednesday Music』『Weekly Buzz Tokyo』など数々の人気公式プレイリストにピックアップされる。
収録曲の『RWY ft. 吉田沙良』はラジオ局J-WAVEによるレコメンド『SONAR TRAX』に選出され、また全世界のH&Mで数少ない邦人アーティストの楽曲としてストアプレイされるなど注目を集める。
またApple Music上のJ-POPカテゴリで大々的にバナー展開されるなど無所属のアーティストとしては異例の活躍を見せる。
Dyna 制作コメント
・XY GENEとどのように制作したのか?
今までに無いような音楽を作りたい、かっこいい音楽を作りたいの一心でした。
・トラック面で工夫した点 or 難しかった点
ボーカル、ラッパーそれぞれの声にあったトラックを作るのが楽しかった反面、難しい部分でもありました。
・XY GENEの歌唱について感じたこと
彼の声、フロウは変形自在で、どれだけ挑戦的なトラックを投げても、乗ってくる唯一無二なアーティストだと思います。
・その他楽曲におけるポイントがあれば
楽曲内でbpmを変化させるなど、さまざまな実験的な要素が含まれてるので、そこも踏まえて楽しんでもらえると幸いです。
■プロフィール
生年月日 1998年10月12日
出身 サイパン島
ロック一筋の父親の影響でレッドホットチリペッパーズに出会い、2014年中学2年からベース担当でコピーバンドを始める。
高校在学中にEDMにハマり、楽曲制作(DTM)開始。
2018年12月にBunnyの1stシングル公式Remix EPに参加。
大阪を拠点にDJ活動を行うが21歳からは作曲メインに活動を移行。
小さい頃から映画のサウンドトラックを聴き、シネマミュージックは知らずのうちに耳にしていたそんな中、2020年ビートグランプリにて得意とするアンビエント、シネマジャンルで6位入賞。
ROCK、R&B、HIP HOP、House、と要素を入れ自身のバンド 「Ego apartment」をZen、Peggy Dollと始動させた。
■リリース情報
『NERD』
7月16日(金)配信
Trigger Records TRGR-1018
<Tracklist>
01. H.A.F. Feat. sheidA / XY GENE & Dyna
02. Dip / XY GENE & Dyna
03. Into The Galaxy feat. J.B.POE & Tade Dust / XY GENE
04. LAnding Feat. Tade Dust,Bonbero / XY GENE & Dyna
05. FREE FALL Feat. Bonbero,Tade Dust & sheidA / XY GENE & Dyna
06. I‘m here / XY GENE & Dyna Chorus:sheidA
07. Me=now / XY GENE & DinoJr.
配信はこちら
Recording: Nasoundra Palace Studio
Mix & Mastering: rey ”reynolds” maeda
Artwork: B.Doggo(https://www.instagram.com/blckdoggo/)
【Official Music Video】
XY GENE - Dip prod. Dyna(ego apartment)
Director : Shun Takeda(https://www.instagram.com/shun_takeda_)
【参加アーティストSNS】
・Dyna
Twitter:https://twitter.com/anyeedmusic
Instagram:https://www.instagram.com/anyeedmusic/
・DinoJr.
Twitter:https://twitter.com/DinoJr214
Instagram:https://www.instagram.com/dinojr_tokyo/
・Tade Dust
Twitter:https://twitter.com/tadedust
Instagram:https://www.instagram.com/tadedust/
・Bonbero
Twitter:https://twitter.com/Bonbero8
Instagram:https://www.instagram.com/bonbero3_/
・sheidA
Twitter:https://twitter.com/shei__99
Instagram:https://www.instagram.com/shei__99/
・J.B.POE
Instagram:https://www.instagram.com/blazinpoetry/
■XY GENE
Twitter:https://twitter.com/0501gene
Instagram:https://www.instagram.com/gene____01/
HP:http://xygene.info/