日向坂46として初めての“聖地ライブ”『W-KEYAKI FES. 2021』 加藤史帆、佐々木美玲……注目メンバーは?

 7月9日から3日間にわたり櫻坂46と日向坂46による合同ライブ『W-KEYAKI FES. 2021』が山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストにて開催される。9日は櫻坂46が、10日は日向坂46がそれぞれ単独ライブを行い、11日は合同公演を開催。欅坂46とけやき坂46という、まさに“1本の欅”から誕生した2組が、欅坂46の“聖地”とも言える会場で共演を果たす。そこで本稿では『W-KEYAKI FES. 2021』において、“日向坂46のパフォーマンス面で注目のメンバー”について考察していきたい。

日向坂46『ひなたざか』(通常盤)

 そもそも日向坂46は前身グループのけやき坂46として、2017年、2018年の『欅共和国』でコニファーフォレストのステージに立っている。2017年は1期生のみ、2018年には2期生も出演した。しかし、当時は欅坂46のアンダーグループ的な立ち位置だったため、パフォーマンスできる楽曲はほんの僅かだった。だからこそ、2021年に日向坂46として同会場で夏の野外単独ライブを開催できるというのは、感慨深いものがある。

 そんな中、今回センターとしてステージに立つ加藤史帆は注目の1人ではないだろうか。最新シングル曲「君しか勝たん」でセンターに選ばれた彼女が、『W-KEYAKI FES. 2021』のステージで、どんな輝きを放つのか楽しみにしているファンも多くいることだろう。またMCでどんな思いを伝え、どんな表情でステージを去るのかも注目だ。

 というのも2017年に開催された『欅共和国』の最終日で加藤は悔し涙を流した過去がある。その時の欅坂46はライブの終盤に「不協和音」で凄まじいパフォーマンスを見せ、Wアンコールまで起き、ラストに「危なっかしい計画」を初披露。圧巻のステージに客席は興奮のるつぼと化していた。そんな中、けやき坂46のメンバーはバックヤードでイベントが終わっていくのを見守ることしかできなかった。その時、加藤は「うちらも最後の挨拶したかったねぇ」と泣きじゃくり、周りにいた佐々木久美らほかのメンバーも涙してしまったという(※1)。

 そんな経緯もあって行われるのが、今年のコニファーフォレストでの日向坂46のワンマンライブ、そして櫻坂46との合同ライブだ。あれから一回りも、二回りも大きくなった加藤が、当日おひさま(※日向坂46ファンの愛称)とどんな思いを共有し、どんなステージで魅了してくれるのか。今から期待に胸が膨らむ。

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