加藤ミリヤ、生まれてきた喜びを分かち合った生誕祭 隠れた名曲群で彩った『BIRTHDAY BASH』レポ
「みんなで頑張ろうね。そんな思いを込めて」と言って歌われた「勇者たち」と、ゆったりとしたチルな雰囲気が心地よい「愛は変わらず」まで、引き続きピアノを弾きながらの新鮮なスタイルを披露。ラストはタイトル通りの空気感に満ちた「最高なしあわせ」を柔らかく表現して本編は幕を閉じた。
鳴りやまない拍手に誘われてスタートしたアンコールでは「With U」、リリースされたばかりの新曲「この夢が醒めるまで」、そして「Loveland」の3曲を。エンディングでは誕生日ケーキが登場し、ろうそくの火を笑顔で吹き消すシーンも見ることができた。「生まれてきてよかったー!」と喜びを正直に伝えたミリヤは、客席をしっかりと見つめながら大切な一言を置いてステージから去っていった。
「愛し愛されてください!」
ミリヤの生誕を祝うファンと、魂の歌を通してファンへの感謝を伝えたミリヤ。この日のライブで交わされた濃密な絆はミリヤの生きる指針であるのと同時に、僕らもまた心に刻んでいくべきもの。そう、ミリヤがステージからの去り際に放った一言に集約されていると思う。