GLAY、未来への希望を持って音楽で人生を照らす 有観客ライブでファンとの再会果たしたJIROプロデュース公演

GLAY、JIROプロデュース公演レポ

 「じゃあ、ちょっと激しい曲もいってみましょうか!」というTERUの言葉をきっかけに、再びエンジンがかかり、ライブの後半戦がスタート。ノリの良い「Chelsea」ではレーザーが派手に飛び交い、ドーム級の演出で会場を楽しませる。テンションの上がったJIROは、「最高じゃねーか!」と笑顔で叫んでいた。ライブ定番曲の「SHUTTER SPEEDSのテーマ」、激しいロックチューンの「DOPE」では、最高潮にボルテージの上がった観客たちが、ジャンプで会場を大きく揺らす。

GLAY(写真=岡田裕介)

 ステージを熱く盛り上げ切ったTERUは、後のMCパートで「いいね、やっぱりライブは」としみじみ呟いた。そして、「去年25周年でできなかった東京ドームでのワンマンも、僕らはまだまだ夢を見ているので、いつかは挑戦したいと思っています。大変な日々が続きますが、先には一緒にまた夢を見る機会があるということを胸にぜひとも頑張ってほしいと思います。僕らも頑張ります!」とGLAYとしての目標をしっかりと言葉にして、ファンを元気づけた。

GLAY(写真=岡田裕介)

 本編のラストに選ばれたのは、GLAYの音楽を支えに日々頑張るファンへのストレートなメッセージが込められた「lifetime」。眩いライトが光り、手拍子で一つになる観客たちの姿や表情を照らす。「また必ず会いましょうー!」とTERUが叫ぶと、大きな拍手が沸き起こった。会場限定となったアンコールでは、5カ月連続配信リリースの第2弾となる6月リリース予定の新曲「青春は残酷だ」をサプライズ初披露するなど、最後までファンを楽しませた。

 どんな状況下でも未来への希望を心に携え、音楽で人生を照らす。そんな“GLAY流のエンタメ“が詰まった最高のライブであった。

GLAY(写真=岡田裕介)

■南 明歩
ヴィジュアル系を聴いて育った平成生まれのライター。埼玉県出身。

■セットリスト
1.MUSIC LIFE
2.ビリビリクラッシュメン
3.absolute“ZERO”
4.Scoop
5.YOU
6.TIME
7.Chelsea
8.SHUTTER SPEEDSのテーマ
9.DOPE
10.lifetime

■リリース情報
「FRIED GREEN TOMATOES」配信サイト一覧
https://lnk.to/GLAYmusic

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