GLAY、未来への希望を持って音楽で人生を照らす 有観客ライブでファンとの再会果たしたJIROプロデュース公演

GLAY、JIROプロデュース公演レポ

 GLAYが“エンターテインメントの逆襲”を2021年のテーマに掲げてから、初めての有観客ライブが実現した。それが、2021年5月21日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで行なわれた『THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIFETIME MUSIC』である。

GLAY(写真=岡田裕介)
JIRO

 メンバーそれぞれがプロデュースする4カ月連続配信ライブの第3弾であり、JIRO(Ba)がプロデュースした本公演は、配信と有観客のハイブリッド形式で開催された。2021年に入ってから、GLAYが客席のチケットを販売してライブを行なうのはこれが初めて。また、GLAYのライブは、今やドームクラスの会場で数万人を集客するのが当たり前となっているが、今回の会場であるLINE CUBE SHIBUYAは収容人数約2,000人のホール。さらに客席は、新型コロナウイルス感染対策のために収容率50%に抑えられていた。当然、ステージと客席の距離も、普段と比べて格段に近い。様々な観点からプレミアムなライブとなった本公演の模様を、現地からレポートする。

 アナウンスの後、定刻に暗転すると、赤いドレープカーテンとシャンデリアが飾られたステージが青い光に包まれる。SEに合わせて観客たちが大きな手拍子を打ち鳴らすと、サポートメンバーのTOSHI NAGAI(Dr)、ハジメタル(Key)に続き、スタイリッシュな黒の衣装に身を包んだメンバーが登場。観客たちは、声援の代わりにひと際大きな拍手を贈り、興奮した様子でステージへ両手を振りながら、再会の瞬間を喜んだ。

 いつもより近い客席を嬉しそうに見渡すTERU(Vo)が「OK、行くぞ! 渋谷!」と煽ると、「MUSIC LIFE」でライブは幕を開けた。彼らが歩んできた歴史が詰まったような歌詞と心躍るメロディに、1曲目から胸を打たれる。「きっと良いことあるぞー!」と叫んだTERUは、観客たちへ大きく両手を振りながら弾けるような笑顔を見せた。「ビリビリクラッシュメン」の激しいイントロをTAKURO(Gt)とHISASHI(Gt)が弾き始めると、突如大きな爆発音が鳴り響き、会場中を緑のレーザーが飛び交う。いつも以上に気合いが入っているのか観客たちのGLAYチョップもキレがいい。ステージ前方に出てきたHISASHIが、腰を落としてギターを弾く様子がセクシーだった。続く「absolute”ZERO”」の激しいサウンドで、会場のテンションはさらに上がっていく。

GLAY(写真=岡田裕介)

 最初のMCパートでは、TERUが開口一番に「みなさん、元気そうで何よりです」と、愛すべきファンへ優しい言葉をかける。そして、「この音楽があるからこそ、僕らは生きていけると思っています。そんな生きがいをここで思い切りぶつけていきますので、しっかりと受け止めてほしいです」と、この日のライブに懸ける想いを丁寧な言葉で伝えた。その言葉通り「Scoop」で再び激しいステージが始まると、観客たちもガンガンと拳を突き上げる。ドラムの周りに集まってアイコンタクトを交わすTAKUROとJIROの姿からは、「ライブが楽しくて仕方ない!」というような興奮がしっかりと伝わってきた。ステージ前方に4人が出てくると、普段よりもメンバー間の距離が近いため全員が並んだ姿が一気に視界に入り、そのオーラに圧倒される。

GLAY(写真=岡田裕介)
GLAY(写真=岡田裕介)
GLAY(写真=岡田裕介)
GLAY(写真=岡田裕介)
TERU
TAKURO
HISASHI
JIRO
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TERU
TAKURO
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 ここでストリングスのカルテットが登場し、ステージのあちこちに炎が灯る。一気に落ち着いた雰囲気へ様変わりした会場に響き渡るのは、美しいミディアムバラード曲「YOU」。しみじみとした優しいメロディとエモーショナルなギターの音色が、静かに、そして温かく心を包み込んでくれる。TERUがアコースティックギターを奏でながら歌い上げた「TIME」は、この日のプロデューサーであるJIROの過去の苦悩が歌詞に反映された作品であり、メンバーの特別な想いがこもっている。「今この曲を届けたい」という彼らの想いをしっかりと受け止めるように、観客たちはまっすぐな瞳でステージを見つめ、聴き入っていた。その後のMCでは、JIRO自身も「泣けた。いや、いい曲だ」と、言葉こそ端的だったものの、演奏しながら味わった感動を深く噛みしめていた。



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