ピアニストYouTuber ハラミちゃん、音楽番組やバラエティにも続々出演 各方面からオファー殺到の理由

 5月21日放送の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』(テレビ朝日系)でYouTubeを中心に活動するポップスピアニストのハラミちゃんが出演した。

ハラミちゃん『ハラミ定食 DX ~Streetpiano Collection~「おかわり! 」』(CD+DVD)
ハラミちゃん『ハラミ定食 DX ~Streetpiano Collection~「おかわり! 」』(CD+DVD)

 都庁や関内の地下街、両国駅など街角や商業施設に設置されているストリートピアノの演奏動画が話題となり、一躍有名になったハラミちゃん。2019年に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は約2年で164万人を突破(5月25日時点)し、2020年にはavexからメジャーデビューを果たした。一度聴いた曲を即興で演奏できる才能を活かし、視聴者からのリクエストに応え星野源の「恋」や、X JAPANの「紅」といった名曲を披露した『ミュージックステーション』をはじめ、音楽番組やバラエティで活躍。5月5日YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で公開されたEXILE TAKAHIROとの一発撮り動画も反響を呼び、すでに再生回数は340万を超えている。

EXILE TAKAHIRO×ハラミちゃん – もっと強く / THE FIRST TAKE

 そんなブレイクの大波に乗っているハラミちゃんの魅力は、何と言ってもその“親しみやすさ”にある。好物のハラミから取ったアーティスト名はもちろん、目がなくなるほど屈託のない笑顔がハラミちゃんのトレードマーク。ピアニストといえば「綺麗なドレスを着てピアノでクラシックを奏でる人」というイメージがあるかもしれないが、ハラミちゃんはカジュアルな服装でポップスを弾く。彼女のYouTubeで最もバズった都庁での演奏では、RADWIMPSの「前前前世」を弾いていたが、他にもTVアニメ『鬼滅の刃』メドレーやTM NETWORKの「Get Wild」といった誰もが一度は耳にしたことのある名曲やヒット曲を楽譜も見ずに披露。絶対音感を持っているピアニストは数多くいるが、ハラミちゃんはその力を出し惜しむことがない。集まってきた観客からリクエストを募り、たとえ聴いたことがない曲でもその場でスマホを開いて曲を聴き、即興披露する“ファンファースト”な姿勢が印象的だ。5月25日放送『笑神様は突然に…2021初夏SP』(日本テレビ系)でも千鳥とロケに出かけ、築地本願寺にあるパイプオルガンでドラクエのBGMを弾き笑いを取っていたように、ピアノ一台でその時その場に合った雰囲気を作り出してくれるのだから、各方面から引っ張りだこなのも頷ける。

【都庁ピアノ】「前前前世」弾いたら、演奏中に拍手きた!!【ストリートピアノ】Zenzenzense streetpiano YourName

 なぜ、ハラミちゃんは親近感を持ってもらうことにこだわるのか。そこにはポップスピアニストとしての活動をスタートさせた当初からブレない「ピアノをもっと身近に」という思いがある。YouTube動画の説明文でハラミちゃん自身も語っているように、ピアノには「子どもの習い事」、なおかつピアニストが演奏するのは「クラシック」というイメージが付き纏い、敷居が高いと感じる人も多い。ピアノだけで構成された演奏を聴く機会も限られている。しかし、4歳からピアノと向き合ってきたハラミちゃんはピアノが秘めている無限の可能性を知っていた。小学生の頃にピアノで流行歌を演奏し友人が喜んでくれた原体験、ピアニストを目指し音大へ進んだものの挫折し、たまたま都庁でストリートピアノを演奏したところ、居合わせた人から称賛され、演奏動画は瞬く間に拡散された……そんな経験がハラミちゃんの自由で楽しい演奏スタイルの元になっているのだろう。



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