BiSH リンリン、芯の強さを秘めた“無口担当” メンバー分析第5回

  アイドルユニットのメンバーは、それぞれの役割やキャラクターを示すキャッチコピーが付けられる機会が多い。ただ、無口担当と呼ばれるのは、6人組の“楽器を持たないパンクバンド”のリンリンしかいないだろう。印象として、たしかに口数は少ないかもしれない。それでも、彼女からは“芯の強さ”を感じられる。

BiSH / FREEZE DRY THE PASTS [And yet BiSH moves.]@大阪城ホール

BiSHに入れば「ダイブができる」

 2015年8月。ハシヤスメ・アツコと共に、新メンバーとしてBiSHへの加入が発表されたリンリン。メンバー全員のインタビューが掲載されている雑誌『日経エンタテインメント!』(2018年12月号)によれば、オーディションに参加したのは「ダイブがしたいから」。ロックバンド・神聖かまってちゃんなどが好きで、ライブの経験から「ダイブを受け止める側の衝撃は知っていたんですが、飛んだ衝撃はどれぐらいなのかを体験したくて」と明かしていた。

 BiSHへの興味が湧いたのは、彼女たちが結成されるきっかけになったBiSから。全裸で樹海を走り回るシーンが話題になったBiSのMV「My Ixxx」を見て「延長線上のBiSHに入ればきっとダイブができる」と信じたという。

 今なお、メンバー内ではひときわ目立つ髪型も彼女の個性であり特徴。現在は、ツーブロックのロングヘアスタイルが定着している印象だが、加入初期からしばらくは、変幻自在なビジュアルが注目されていた。ドレッドにしたり、金髪のショートカットにしたりと数カ月ごとにイメージチェンジしていたが、美容メディア「ホットペッパービューティーマガジン」(2019年6月)で、そのこだわりについて「メイクを変えたくなったら、合わせてヘアスタイルも変えます。わりと飽きっぽいので、すぐ変えたくなります」と語っている。

 さらに、無口担当という稀有なキャラクターにも理由があった。ネット番組『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA・2020年12月)に、同じくメンバーであるモモコグミカンパニーとゲスト出演した際には「(加入当初に)ツイッターをはじめて、プロフィールに書くことがなくて『無口』って書いてたら『無口担当』になってしまいました」と、意外な経緯を明かしていた。



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