BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」　5月は「五月病を吹き飛ばす楽曲」

取材＝北村奈都樹（リアルサウンド編集部）

「（長屋）晴子さんの声は、もやもやが晴れるような気持ちになれる」

ーーラスト2曲はSaucy Dog、緑黄色社会とバンドものが続きますね。どちらも聴き手にエールを送るような楽曲で、このプレイリストでは珍しいタイプです。まずSaucy Dog「ゴーストバスター」からいかがですか。

清野：Saucy Dogさんの曲って温かみがあるんです。〈お前の言葉で僕は今日も生きてる〉とか〈ミイラ取りがミイラになっていた〉とか、「みんな同じ人間なんだ」ってことをすごく感じました。でも最後には〈今度は僕がお前を救ってあげるよ〉で終わるんです。辛い時って優しくされたいときもあると思いますが、そういう状況になったときにこの曲を聴いて欲しいです。

Saucy Dog「ゴーストバスター」Music Video

ーー緑黄色社会「たとえたとえ」はいかがですか。

清野：まず（長屋）晴子さんの声が最高ですよね。透明感でしかないというか。もやもやが晴れるような気持ちになれるので、プレイリストの最後に入れてみました。

ーー確かに、緑黄色社会は晴れやかな音作りがされてますよね。

清野：〈心からエールを〉って歌詞にありますが、聴き手に届けようとする思いが伝わってきます。バンドの色って楽器とか声が全て合わさって滲み出るものだと思いますが、リョクシャカさんは水色なイメージ。晴子さんの声だけじゃなくて、どのパートもさわやかさがあります。パートごとで聴きたいぐらい。そんなリョクシャカさんならではの良さが、この歌詞に説得力を与えているのかもしれないです。いい気持ちになれるので、寝る前とかに聴いてもらえたらと思ってます。

緑黄色社会『たとえたとえ』Music Video (第93回センバツ ver.) / Ryokuoushoku Shakai

ーーありがとうございました。今回のプレイリストについていかがでしたか？

清野：前半は暗め曲が続いて、私はそういう曲が好きなんだってわかったのと……（笑）。あとはやっぱり曲を聞く上で「声」って、とても大事だなって気付かされましたね。今回挙げたアーティストさんも、それぞれ声に魅力を感じていたので。皆さんにも、8組のアーティストさんの声をじっくり聴いていただきたいです。

ーーでは、最後に5月の目標を教えていただけますか？

清野：そうですね。去年の5月は本当にお家にずっといて、私自身ネガティブな感じだったので……今年はポジティブめにいけたらなって思います！　あとはブログとかSNSをもっとがんばって、みんなのことをもっと笑顔にできたらなと思っています。　　　　　　　　