M!LK、5人での新たなスタートと進化を約束した『energy』ワンマン公演

M!LK『energy』ワンマン公演レポ

 モノクロの世界から一転、後半戦は咲き誇る花をイメージしたようなピンクの衣装でスタート。4月14日に配信が始まったばかりの新曲「恋がはじまる」を初披露し、客席をハッピーかつキャッチーなムードで包み込んだ。続く「My Treasure」でもキラッキラなアイドルとしての本領を発揮。いつものコールを直接発することは出来なかったが、マスクの下がとびきりの笑顔だったことはきっとメンバーにも伝わっていたはずだ。

 この日後半のMCでは、今回のツアーの衣装を山中が、演出を塩﨑が手掛けていることが伝えられた。吉田が「メンバー自身がライブ制作に関わることで、より責任感が強くなり愛着も湧く」と言っていたが、応援する側にとっても、メンバーそれぞれのアイデアやこだわりを聞くとさらにそのライブへの思い入れも強くなるだろうし、今後は個々のどんな表現に触れられるのかを想像するだけでワクワク感も高まっていく。そんなMCの後に歌われた「桜咲く頃には」、そして「Feel Alive」にはM!LKとして前進する気持ち、まだまだここからだというような意気込みも込められていたと思うし、〈僕らなら新しい時代を作れる〉と歌う「ERA」にも今回のライブならではのストーリーが生まれていたように思えた。曲の終盤〈同じ今を生きる仲間達よ〉のあたりで一瞬だけ映し出された、肩を組むメンバーの写真。なんともグッとくる演出での余韻を残したまま、本編は「Now Story」で終了した。

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