三代目J SOUL BROTHERS メンバー分析【入門編】Vol.1:NAOTO

三代目 J SOUL BROTHERS NAOTO、しなやかで表情豊かなダンス 多彩な活動を器用にこなす“グループの大黒柱”

  2010年、当時すでにEXILEのパフォーマーとして活動していたEXILE NAOTO(以下、NAOTO)と小林直己を中心に、『EXILE presents VOCAL BATTLE AUDITION 2~ 夢を持った若者達へ~』から選出されたボーカルの今市隆二と登坂広臣、パフォーマーのELLY、山下健二郎、岩田剛典で結成された7人組ダンス&ボーカルグループ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目 J SOUL BROTHERS)。昨年11月10日にデビュー10周年を迎えた彼らは、グループとしての活動を越えて、俳優・番組MCなどマルチに活躍中。今やTVで見かけない日がないほど、国民的グループとなっている。本稿では、そんな三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーを1人ずつフィーチャー。第1回は、リーダーのNAOTOについて紹介していく。

NAOTO

 NAOTOは、1983年8月30日生まれで埼玉県出身。EXILE TRIBEの中でもトップレベルのダンススキルを持つとされるNAOTOだが、意外にもダンスを始めたのは高校生になってから。中学時代は3年間野球部に所属していたという。じつは高校ではボクシング部に入りたかったそうだが、いざ入学したところボクシング部がなかったため、高校1年生の時にダンス部に体験入部することに。その時初めて踊ったにも関わらず、経験者と間違えられるほどに褒められたことが、ダンスを始める決め手となった。また、大のお笑い好きで、高校時代には親友のいくお&林と共にお笑いユニット“人生ほの字組”を組み、卒業後に芸人になる夢を見ていた時期も。そのため、大学進学ははなから考えていなかったが、三者面談で先生に希望の進路を問われた際に、思わず「ダンスがやりたいです」と発言したことで、“ダンサーを仕事にする”という夢が現実味を帯びてきたそうだ。そこからはダンス一筋で、EXILE TRIBEの後輩の中には、幼少期からEXPGでダンスを学んできたメンバーもたくさんいるが、NAOTOはダンススクールに通わず、ダンス番組を観てコピーをしたり、クラブに通ったりとアンダーグラウンドでスキルアップに励んだ。2003年2月には、男性2名・女性1名の異色のダンスチーム“JAZZ DRUG”を結成。2004年にはダンスの修行としてLAを訪れ、ブリトニー・スピアーズなどを手掛ける振付師 アンドレ・フェンテスのもとでレッスンを受けた。有言実行でどんどん行動に移していくタイプのようだ。(※1)

 その結果、当時のNAOTOはダンス歴4年程度だったが、LAの最高峰のダンスイベントCARNIVALに出演するほどの実力を持ち、帰国後には浜崎あゆみやBENNIE K、後藤真希などのバックダンサーや、三浦大知やV6などの振付師として活動。2006年2月には、現在はDA PUMPの一員として活動するU-YEAHなどと共に、5人組ダンスチーム“SCREAM”を結成。同年、EXILE TAKAHIROを選出した『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』のファイナリストであり、NAOTOの先輩ダンサーであるWARNERにLDHを紹介され、所属ではないものの、LDHの集まりに参加するようになった。その流れでLDHに所属することになり、2007年11月10日、EXILEの前身グループ J Soul Brothersの二代目に、小林直己と共に加入。2009年3月1日にはJ Soul BrothersのメンバーがEXILEに加入し、J Soul Brothersが活動を終了した。そして、EXILEの一員として活動する一方、EXILE HIROから指名を受けたNAOTOは、新グループ結成に向けてメンバー集めをすることに。後のインタビューで「メンバー探しでは直己とEXPGだったり、知り合いのダンサーとかを回りましたが『こういったグループにしたい』でなく『今、絶対に誘いたい人』をイメージしていました」(※2)と語っているように、その時に2人が魅力的だと感じた5人が集結し、三代目 J SOUL BROTHERSが始動。2010年11月10日、『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』の課題曲だった「Best Friend's Girl」でメジャーデビューを果たした。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / Best Friend's Girl

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