GENERATIONS メンバー分析【入門編】Vol.7:関口メンディー
GENERATIONS 関口メンディー、ラップ&ダンスのダイナミックな存在感 愛されキャラでバラエティでも活躍中
得意なダンスジャンルは、佐野と同じく、KRUMP。もともとはストリートでの抗争や暴力を止めるため、それに代わるものとして生まれたダンスであり、足を踏み鳴らす“ストンプ”、胸を突き出す“チェストポップ”、力いっぱい腕を振り下ろす“アームスイング”といった、身体を大きく見せて挑発するような動作が特徴だ。クランパーはEXILE TRIBEにも多く、関口もMANDYやMonsta Twiggz名義で、日本最高峰のKRUMPアーティスト集団であるTwiggz Famや®AG POUNDに所属。2019年には、EXILE AKIRA率いる®AG POUNDの一員として、ドコモのCMに出演したことも話題を呼んだ。『究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦』(TBS系)で度々優勝していたほどの高い身体能力と、大きな体格を活かしたダイナミックなダンスが彼の持ち味となっている。また、2016年にはMANDY名義で、EXILE NAOTOが率いる1DJ+4MCのヒップホップユニット HONEST BOYZ®のMCとしても活動を開始。以前は歌下手キャラが定着していたが、現在はEXILEのライブでもソロのラップパートがあるなど、ダンスだけでなく、ラッパーとしても唯一無二の存在感を放っている。
関口のキャラクターは、“いじられ愛されキャラ”。特に最年少の佐野からはしょっちゅういじられており、数原曰く「メンディーくんは、玲於の遊び道具ですから。2人のやりとりを見ているとすごく面白い」(※6)。それほどまでに仲の良い佐野から見た関口は「行動がとかじゃなく、気持ちがやんちゃ」「常にゼロか100かみたいなところがある」(※7)そうで、年上らしからぬ少年っぽさを持った人柄のようだ。ちなみに、芸人志望だったにも関わらず、じつはいじられることが苦手で、デビュー前、EXILE HIROにいじられた際に上手く答えられなかったという苦いエピソードを持つ(※8)。だが、GENERATIONSの一員として活動していくうちに、バラエティ担当としていじられキャラを受け入れようと腹を括った。すると、続々とバラエティ番組への出演が決まり、「ウメンディー」などのキメ台詞がお茶の間にも浸透。今ではコミカルな演技を得意とする個性派俳優としても、毎回爪痕を残している。最年長らしい包容力と、なんだか放っておけない隙を持ち、たくさんの人に愛される関口メンディー。“毒舌”あり、“宇宙人”ありの個性豊かなメンバー達がここまで仲良く続けてこられたのは、何事も優しく受け止める彼の存在のおかげかもしれない。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2128823/full/
※2:https://www.asahi.com/articles/ASL6P4TZYL6PUTIL02Y.html?iref=sp_photo_gallery_bottom
※3:https://mdpr.jp/interview/detail/1794213
※4:https://r25.jp/article/746606401338777113
※5:https://times.abema.tv/news-article/8621473
※6:https://jisin.jp/entertainment/interview/1638376/
※7:https://www.vivi.tv/post49396/
※8:https://r25.jp/article/746606401338777113
■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter(@stmdr38)