JO1、鮮烈なデビューから1年 大飛躍遂げたこれまでの軌跡
デビュー1周年を迎えた3月4日、JO1からJAM(JO1ファンの総称)へ素敵なプレゼントが贈られた。メンバーひとりひとりがTwitterを通しJAMとサプライズで交流をしたり、3rdシングル『CHALLENGER』のビジュアルの初公開や、冬に行われるツアー開催の発表など盛り沢山な1日に、JAMにとっても忘れられないデビュー記念日となったのではないだろうか。今回はデビュー1周年を祝し、今後の活躍がますます楽しみなJO1のこれまでの軌跡を振り返る。
ファンミーティングの開催や、雑誌『haru*hana(ハルハナ)』、『日経エンタテインメント!』で表紙を飾るなど、JO1はデビュー前からすでに大きな注目を集めていた。なぜこれほどまでに話題を呼んでいたのかと言えば、日本最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で選ばれた11人だからというのは前提として、やはり当時から彼らを熱く応援してきたJAMの存在も大きいと思う。メディアの露出が決まればすぐにTwitterでトレンド入りし、雑誌も発売前から重版が決定するなど、デビュー前からSNSを通してJO1を大きく支えた。そんなJAMのSNSでの盛り上がりぶりは、それまでJO1を知らなかった人たちの目にも止まっただろう。
そして、満を持して発売されたデビュー作『PROTOSTAR』は、初週で32万枚を超える売上を記録。テレビ番組への出演も徐々に増え、知名度も上昇した。4月に入り緊急事態宣言が発令された自粛期間中は、JO1だけでなく、どのアーティストも活動が厳しい状況が続いたが、メンバーカラーのジャム作りや、メンバーが1対1でトークをするアサカツ動画などをYouTubeにアップし、元気な姿をJAMに届けた。
6月には日本人ボーイズグループとして初めて『KCON:TACT 2020 SUMMER』に出演。世界中に存在をアピールし、新たな海外ファンを獲得した。8月には2ndシングル『STARGAZER』を発売し、2作連続でオリコン週間ランキング1位に。さらに11月には1stアルバム『The STAR』を発売、12月にはアジア最大級の音楽授賞式『2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)』にも出演。初のオンライン単独ライブ『JO1 1st Live Streaming Concert「STARLIGHT」』では大活躍だったこの1年間の集大成として、デビュー時とは比べ物にならないほどに磨きのかかったパフォーマンスを披露。怒涛のスケジュールをこなしながらも、歌とダンスの練習を怠らず、常にトップを目指す彼らの努力が伝わるライブとなった。
しかし最後の挨拶で、大平祥生が「一年間、正直辛いことの方が多かった。今こうして頑張れているのはJAMのみなさんとメンバーのおかげです」と涙を流す姿を見て、ハッとさせられた。念願のデビューが叶ったと思った矢先、コロナ禍でさまざまな活動にストップがかかり、ファンにも会えない状況が続いたこの1年。いったいどれだけの不安とプレッシャーと闘ってきたのだろうか。