ジェジュン、手越祐也……各方面で語られるHYDEへの愛 いつの時代も憧れとして輝くストイックな生き様

 HYDEはL’Arc-en-Ciel以外にも、OBLIVION DUSTのギタリスト・K.A.Zと共に結成したロックユニット・VAMPSや、ソロアーティスト・HYDEとして精力的に活動し、国内外で膨大な本数のライブやフェスを成功させてきた、非常にアクティブなミュージシャンだ。

VAMPS – AHEAD (from live at Zepp Tokyo 2015)

 VAMPSでは結成から約1年でワールドツアーを行ない、イギリスやアメリカでのロックフェスにも多数出演。ソロとしては、2019年にBring Me The Horizonの来日公演にゲスト出演し、BMTHファンに寄せた激しいセットリストでフロアを見事に味方につけ、アウェーかと予想された会場を熱狂させたのも記憶に新しい。世界各国のステージを飛び回りながら自由に音楽活動をするHYDEの姿は、10代から巨大な事務所の中で育った手越に大きな刺激を与え、今後の生き方の指針となったようだ。そして、日本で大きな成功をおさめながらも、それに満足することなく、「次は世界へ」とより大きな市場を切り拓いていくストイックな姿勢こそ、ジェジュンがHYDEを尊敬する理由なのだろう。

“HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde” Digest

 彼らの他にも、2014年にメジャーデビューしたTHE ORAL CIGARETTESのボーカル&ギターの山中拓也もバンドを始めるきっかけとなった存在としてHYDEの名前を上げているし、もっと最近でいえば、2018年にSoundCloudへアップした1st EP『NEVERENDING??』(Sid the Lynch名義)をきっかけに注目された新進気鋭の若手ラッパーsic(boy)も、自身が最も影響を受けたヒーローはHYDEだと公言している。

【THE ORAL CIGARETTES / 山中拓也】HYDEとの音楽談議 / L’Arc-en-Cielとソロ活動のお互いへの影響とは【J-WAVE・WOW MUSIC】

 様々なジャンルや世代のアーティストたちから敬愛されるHYDE。音楽の才能やステージでのカリスマ性といったミュージシャンとしての魅力があることは言うまでもないが、決して守りに入ることなくストイックに上を目指し続けるその生き様こそが、憧れのアーティスト像として輝き続ける理由の一つなのである。

■南 明歩
ヴィジュアル系を聴いて育った平成生まれのライター。埼玉県出身。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる