Snow Man & SixTONES、衝撃デビューから1年ーーエンタメ界に新たな旋風起こした2グループの活躍
SixTONES
2020年1月22日に『Imitation Rain』でデビューを飾ったSixTONES。同年7月22日には発売日が“ナガビーター”ものの『NAVIGATOR』を、11月11日には『NEW ERA』と、計3枚のシングルCDをリリースした。今年1月6日には初のアルバム『1ST』を発売した。昨年は音楽と共に進んできた印象が強い。
また、4月4日からは冠ラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)がスタート。毎週、田中樹とメンバーの一人が登場している。ファンはもちろんだが、ラジオリスナーやハガキ職人からもユニークなツッコミ投稿が寄せられるなど、トークからもファンが増えている。
ソロとしての活躍も盛んだ。バラエティ番組では、髙地優吾がデビュー前から10年超に渡って出演している『スクール革命!』(日本テレビ系)をはじめ、ジェシーは朝の情報番組『スッキリ』(同局)の2月のマンスリーMCに抜擢、田中樹は「ニッポン放送ショウアップナイター」にゲスト出演した際に、持ち前のトーク力を発揮していた。
俳優としてもそれぞれ活躍をみせている。松村北斗は『10の秘密』(フジテレビ系)、髙地は10月スタートの『バベル九朔』、ジェシーは『キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木』(TBS系)、森本慎太郎は11月スタートの『監察医 朝顔2』(フジテレビ系)に出演……とそれぞれ物語に欠かせない役どころを演じている。また、動画配信されたスピンオフ作品『キワドくなりたい男』(Paravi)ではジェシーが、『森本刑事のオジさん監察日記』(FOD)には森本が主演を果たしていることも特筆すべき点だ。本編とは違った角度から作品に携わり、盛り上げていた。また、京本大我はブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』で主演を予定していたが、コロナ禍の影響で残念ながら中止が発表に。いつか安全な状態で幕が上がる日が来ることを願っている。
2020年年始に、お笑い芸人を爆笑させた『しゃべくり007』(日本テレビ系)にはじまり、日々の公式ブログやYouTubeと、視聴者に向ける前にまず本人たちが楽しんでいる姿が随所で見られた。彼らの言動によって、笑いを忘れることなく過ごせた一年だった。
そしてもう一つ、年始には1stアルバム『1ST』のリリースとともに「待ってろ、世界。」とと大きな看板広告を展開した。デビュー前の2018年に抜擢された「YouTubeアーティストプロモ」を筆頭に、SixTONESが関わる広告はとにかく規模が大きい。渋谷のスクランブル交差点前に立つと、東京・渋谷をジャックするかのように、彼らの広告がいくつもみられた。楽曲をはじめ、笑いに溢れたトーク、広告一つとっても、視線を上にあげてくれるSixTONES。2021年も、松村がW主演を務める映画『ライアー×ライアー』の主題歌に「僕が僕じゃないみたいだ」(2月17日発売)が起用されるなど、早くもいい知らせが続いている。昨日のデビュー記念日には同曲のMVが解禁され、多くのファンを喜ばせた。
コロナ禍のあおりを受けて、これまで先輩たちが歩んできたように進めないことも多いものの、安全な方法を探りながら活動を続けてきた両グループ。この一年でよりたくましく成長したのではないだろうか。2021年も両グループそれぞれの世界観、メンバーの個性を発揮して、様々な活躍がみられることを期待している。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。