中居正広とV6 三宅健、強く消えない二人のつながりーーラジオに届いた“カシ子”からのハガキ

 2020年夏にはジョシ子(除湿機)についても、三宅が『三宅健のラヂオ』(bayfm)で中居にアドバイスをしていたのが記憶に新しい(参照:V6 三宅健、中居正広に対して“ジョシ子”マウンティングを展開? ラジオで語られた除湿機愛)。

 それを受けて、中居も11月28日放送回で「今年こそ加湿器を買おうと思ってます。あ、アイツ……アイツ加湿器も好きなのかな。除湿機タレントでしょ? ジョシ子アイドルでしょ? カシ子あるかな? カシ子アイドルとは聞いてないけどな」と、言及してみせたこともあった。

 ちなみに中居の加湿器は、偶然にもカシ子がオススメしたダイニチを購入済。これは12月12日放送の「土の神」降臨回で語られている。家電量販店まで来たものの、何を買ったらいいかわからない中居のもとに、「土の神」こと土田晃之が偶然通りかかったという奇跡。

 そして、家電芸人としても活躍する土田が「ただ、今一番イチオシはこれ!」と薦めたのがダイニチだったのだ。

 中居は、「土の神が言ってること間違ってなかったんだね」と改めていい買い物をしたとご満悦。そして、せっかくオススメしてくれたカシ子に対して「(このハガキは)実は去年届いて、このようなタイミングになってしまいましたけれど。ありがとうございます。おかげさまで、ダイニチ買いました(笑)」と、律儀にお礼も忘れない。

 何でもすぐに答えや返事が返ってくる便利な世の中において、時間も手間もかかる文通スタイルでコミュニケーションを取るのも、それだけつながりたいという思いが強く感じられるものだ。

 「カシ子」や「土の神」と直接的な表現を避けて話をするのも奥ゆかしい。とはいえ、新規ファンを置いていくわけではなく、カシ子の話題のあとにV6の曲を流したり、「ニッポン放送のおへその人(土田が『土田晃之 日曜のへそ』のパーソナリティを務めていることから)」と話したり、ヒントはしっかり出してくれる。

 そんなふうにして、より“わかろう”と思ってくれる人を大事に懐に入れていく。だからこそ「人脈が少ない」と言い放つ中居だが、そのスタイルに三宅もファンも魅了されているのだろう。

 年中連れ立っているようなわかりやすい仲の良さではない。けれど、確かにリスペクトと愛情の温度を感じられるやりとり。事務所の先輩後輩だからという枠組みとしての関係性ではなく、細くとも強く消えないつながり。中居と三宅のやりとりを見ていると、会えず、話せず、触れられないこのご時世に、人と人との間に流れる心地よい空気とは何かを見せてくれるようだ。

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