DEEP SQUAD メンバー分析【入門編】Vol.2:YUICHIRO

DEEP SQUAD YUICHIRO、明るく開けたクリアなハイトーンボイス 気さくな人柄で年下メンバーからも親しまれる存在に

 TAKA、YUICHIRO、KEISEIから成る3人組ボーカル&コーラスグループ、DEEP。2019年に10周年を迎えた彼らが、オーディション『DEEP VOCALIST AUDITION~FINAL STAGE~』を勝ち抜いた宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹と共に、ボーカリストによるエンタテインメント集団「DEEP SQUAD」を結成した。DEEP SQUADは、従来のDEEPの形を継承しつつ、新たに加わったメンバーとの組み合わせでさまざまなボーカル表現を行うプロジェクト。グループ結成からちょうど1年が経った2020年7月22日には、シングル『Get With You』でメジャーデビューも果たし、2021年はさらなる活躍が期待されている。そこで本稿では、DEEP SQUADのメンバーを1人ずつフィーチャー。第2回目はYUICHIROについて、グループの歴史と絡めながら紹介していく。

YUICHIRO

 YUICHIROは、1981年11月8日生まれで長崎県出身。歌が好きな父親の影響で、幼稚園の頃から毎週のように家族でカラオケに行っていたというほど、音楽の英才教育を受けてきた彼が、歌を好きになったのは必然だったと言えるだろう。本格的にボーカリストを志したのは小学4年生の時。当時放送されていたドラマ『101回目のプロポーズ』主題歌のCHAGE and ASKA「SAY YES」を聴いて感動し、「人を感動させられる歌手になりたい」と思ったそうだ。中学生の時にギターを買ってもらい、さまざまな曲を弾き語りする中でジャパニーズR&Bと出会う。そのルーツを探るように徐々に掘り下げていったことが、今の歌唱スタイルの基盤となった。好きなアーティストとしてBoyz II Men 、K-CI&JOJO、K-CIを挙げており、「洋楽はK-CI&JOJOの『Tell Me It’s Real』が出会いの曲で、フェイクの入れ方やアドリブの使い方が自分にとって魅力的でした」と語っている(参照:DEEPが提示する、ボーカルグループの新スタイルとは?「より音楽性の高いものを日本語で伝えていく」)。

 昔から行動力のあるタイプだったようで、高校時代は定時制の高校と仕事を両立しながら、ストリートミュージシャンとして活動(引用:EMMARY)。20歳で高校を卒業した後は、上京し、友人と2人で音楽活動をしていた時期もあるという(参照:進路ナビ)。また、YUICHIROについて語る上では、元メンバーで、実の弟でもあるRYOの存在も欠かせない。22歳の時、地元・長崎に戻ってきたYUICHIROは、歌手志望の兄の背中を追って、音楽の道に足を踏み入れたRYOを交え、友人と3人で活動を開始。幼少期から傍にいた弟が、かけがえのないメンバーになった瞬間だった。

 ちょうどその頃、東京では、EXILE ATSUSHIが“より音楽性の高いものでメッセージを伝えたい”というコンセプトで新メンバーを募り、2004年にはDEEPの基盤となる4人組R&Bコーラスグループ COLORが始動。しかし、オリジナルメンバーによるCOLORは長く続かず、当時のCOLORはATSUSHI、KIKURI、YORK、TAKAの4人だったが、2006年には現リーダーであるTAKA以外のメンバーが脱退。COLORに1人残されたTAKAと、現在DEEPを支えるYUICHIRO、KEISEI、元メンバーのRYOを結びつけたのが、同年に開催された『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』だった。

COLOR / FIND YOU

 当時、YUICHIROはすでに25歳。「これに受からなければ、歌を辞めよう」という気持ちでオーディションに臨んでいた彼は、EXILEのボーカルになる夢を逃した一方で、ファイナリストとして新たなチャンスを掴む。ファイナリストのTAKA、YUICHIROに、3次審査まで進んだKEISEI、RYOが加わり、ATSUSHIプロデュースの新生COLORとして活動することが決まったのだ。KEISEIが「僕ら3人をこの世界に引き込んでくれた人がTAKAなんです。彼がいなかったら、3人は今頃何をしていたかわからない」と語るように、音楽一筋だったYUICHIROの運命は、TAKAとの出会いを機に大きく変わり始めた(参照:livedoor NEWS)。