Big Hit Japanから『I-LAND』参加の5名含む新グループ誕生 日本人練習生KとTAKIら、メンバーたちの実力を分析
昨年グローバルグループ・ENHYPENを輩出し話題を呼んだ、Big Hit EntertainmentとCJ ENMによるアイドル育成リアリティ番組『I-LAND』。ハイレベルな練習生たちとデビューをかけた戦いぶりが注目の的となりENHYPENは華々しくスタートを切ったが、一方でデビューできなかった練習生を惜しむ声も世界中から上がっていた。
2020年が終わろうとしていた12月31日23時59分、そんなファンたちの心をぎゅっと跳ね上がらせるようなニュースが飛び込んできた。Big Hit Entertainmentの日本法人であるBig Hit Japanが『Big Hit Japan グローバルデビュープロジェクト』を始動するというのだ。
その第一弾として、『I-LAND』に参加していた日本人練習生KとTA-KI(現TAKI)、そして同じく練習生として参加していたNICHOLAS、EJ、KYUNGMINの5名を含むグループのデビューが決定した。ここに、今回のプロジェクトを通して追加メンバーを募集し2021年に活動を開始するという計画だ。
このニュースが公表されると、「ケイくん」「ケイ」とKの名前がTwitterでトレンド入り。『I-LAND』の終了時にデビュー組として名前が呼ばれなかったとき以来のトレンド入りがこうして嬉しい知らせとなったことは、世界中のファンにとって2021年の始まりを華やかなものにする出来事だっただろう。本稿では、メンバーたちの魅力を紹介したい。
Kは日本出身の23歳。練習生として番組に参加した当初から、その実力で視聴者のみならず一緒に参加していた他のメンバーをも釘付けにしていた。歌声もさることながらKの注目すべきポイントはダンスの実力。『I-LAND』では、全ての舞台で目を惹きつける実力を見せつけたが、特に3回目のテストとなるダンスのユニットテストは伝説だ。Kが実際に振り付けを行なった最後のパートには審査員全員が驚きの顔を見せた。自信に満ちた表情と、その自信の強さを誰も否定できないほどのパフォーマンスだった。
TAKIはみんなの弟的存在で、太陽のよう。年上であり同じ日本出身のKを頼る姿がビハインドにもよく撮られていた。『I-LAND』では、たびたび歌の高音や自分の不得意なジャンルのパフォーマンスでの表情作りに戸惑う姿を見せたが、ひたむきに取り組む姿もファンの心をつかんだ理由なのではないだろうか。レーベルの先輩でもあるSEVENTEENの出演回では、「Pretty U」のパフォーマンスで得意の愛嬌を見せ高評価を受けた。また、最終回に向かうにつれて自分の足りない部分を克服していく伸び代も感じさせた。