ウルトラ寿司ふぁいやー、激動の2020年の終わりに見せたエンタメ魂 渋谷クラブクアトロワンマンレポ

ウルトラ寿司ふぁいやーが見せたエンタメ魂

 数分後、スクリーンにアンコールワットの映像が流れるなか、アンコールに応えてステージに戻ってきた7人。レゲエのリズムに乗せてしょーりんの地元愛を歌った「マイホームタウン」を披露すると、Jぺいが観客に語りかける。「なかなか苦難の1年でございました。僕たち、何が好きってライブが好きで音楽やってるんですよ。それができない日々というのはしんどくて。ヘコんだりすることもありました。でも今日久しぶりにライブをやって思うのは、『これ、最高』!」。実感のこもったその言葉に温かい拍手が送られる。「本当に元気づけられました、ありがとうございました!」。でも、元気づけられたのは彼らだけではない。今日クアトロに集まったお客さんにとってもそれは同様だったろう。まだまだ苦しい時期は続くが、この激動の2020年の終わりにこうしてウルトラ寿司ふぁいやーのエンタメ魂を見ることができたことで励まされた人も多かったはずだ。

 そんなMCを経て、壮大な合唱パートから始まる「旅立ちの後に」を響かせると、「うだつの上がらない半端な日々を過ごしてきましたが、そんな日々も悪くない。これからも温かく見守っていただければと思います」。しょーりんの言葉から、ラストは「HANPAFUL DAYS」。最後は笑顔でメンバー全員肩を組んで「ありがとうございました!」と挨拶。7人とも清々しい表情を浮かべているのが印象的だった。

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