YURiKAに聞く、『呪術廻戦』OP&EDの魅力と『神様になった日』麻枝准楽曲への愛「アニメを見ることで歌詞を深く味わえる」

YURiKA『神様になった日』麻枝准楽曲への愛

2020年のYURiKA’S BESTは『BNA ビー・エヌ・エー』

ーー先ほど、麻枝さんのメロディはつかみ所がないという話がありましたが、具体的にはどういうところですか?

YURiKA:アニメ『Angel Beats!』で、Liaさんが歌ったオープニングテーマ「My Soul, Your Beats!」は、Aメロのピアノが謎すぎてすごいです。私のカバーライブで、アコースティック編成でカバーさせていただいたんですけど、アレンジをする際にミュージシャンの方が「これはどうなっているんだ?」って頭を抱えていました。

 キャッチーなメロディとか曲って、誰でも聴いてすぐ覚えられますよね。そう作られているし、だからキャッチーだと言われるわけで。でも麻枝さんのメロディは、つかみ所がないのにすごく心に残るキャッチーさがあって、心地よくも感じる。それに加えて、内容の深い歌詞がそこに乗ってくる。分析しようとすると謎だらけでつかみ所がないんですけど、気づいたらもう虜になっているんです。

ーーどんなふうに作っているんでしょうね。

YURiKA:これは聞いた話ですけど、鍵盤とかを使わずにパソコンのキーボードで、ステップ入力というやり方で音符を打ち込んで、小節数とかあまり考えずに作るそうです。それをミュージシャンの方に弾いてもらうために、ほかのスタッフさんが楽譜に起こすそうなんですけど、それがすごく大変らしいですよ。

ーー天才肌ですね。

YURiKA:そうですね。唯一無二の存在だし。インタビューを読むと独特な発言もあって、カリスマですね。来年1月23日にはKey楽曲のみをアコースティックでカバーするライブ『YURiKA Key Cover Live〜Song for friends~』を開催することが決定したので、歌うのが今からすごく楽しみです。

ーーこれはアニメではありませんが、YURiKAさんご自身VRゲーム『リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを』の主題歌「Dream Flight」を担当されていて。そのお話も少し聞かせてください。

YURiKA:ゲーム自体は、マリオカートのほうき版みたいな(笑)。テレビシリーズ自体は2018年に放送が終了しているんですけど、2年経ってもこういう展開があるのは、見てくれているファンのみんなと作っているスタッフの愛のたまものですね。私自身アニメ『リトルウィッチアカデミ』オープニングテーマ「Shiny Ray」でデビューさせていただき、またこうしてシリーズの楽曲を歌わせていただけて、本当に恵まれているなと思います。

ーー作詞作曲の大原ゆい子さんも、映画『リトルウィッチアカデミ 魔法仕掛けのパレード』の主題歌「Magic Parade」でデビューしていて。

YURiKA:はい。私だけじゃなく、ゆい子さんにとっても思い入れのある作品です。私の名前で歌ってはいますけど、ゆい子さんの思いも乗せているし、ミュージシャンも当時と変わらないメンバーが携わってくれているし。ファンも含めた『リトルウィッチアカデミア』ファミリーみんなの歌だという感覚です。

ーーロックで熱い楽曲ですね。

YURiKA:そうですね。編曲も「Shiny Ray」と同じ吉田穣さんです。「Dream Flight」の間奏にドラムソロがあるんですけど、そこは『リトルウィッチアカデミア』のサウンドトラックにある「デッドヒート」という曲のオマージュです。サントラからイスピレーションを得たというのは、まさしく編曲家さんの愛だなって思いますね。これも伏線回収じゃないけど、それに気づいて「ウワッ!」って驚いたファンも多かったようです。2番でも、ベースが「デッドヒート」のフレーズを弾いているところがあるんです。『リトルウィッチアカデミ』のことも歌いながら、日常のさまざまな面で元気や勇気を与えられる1曲になっていると思います。めざまし代わりにかけてほしいし、通勤や通学の時に聴いてほしいですね。あと12月に、『YURiKA LIVE Photobook「DEAD HEAT 〜RED vs BLUE〜」』が出ます!

ーーライブの時の表情は、今とはまた違った表情でしょうね。

YURiKA:10月9日に開催した配信ライブ『DEAD HEAT 〜RED vs BLUE〜』で、すごく格好よく撮っていただきました。連載の前回が9月だったんですけど、それから5キロくらい落として臨んだライブだったので、仕上がりはかなり良いです(笑)。

ーーどんなトレーニングを?

YURiKA:YouTubeでトレーニング動画を見ながら、筋トレと有酸素運動で宅トレしました。あと1日3食のうちのどれかをオートミールにするというのもやって、けっこう楽しく落とすことができました。

ーーさて年内はこれで最後となりますが、2020年のアニメ/アニソンシーンはどうでしたか?

YURiKA:こういうご時世で、春アニメが延期になったり再放送が増えたり、アニメに限らずどの業界も大変だったと思います。私自身は好きな作品を延々何度も繰り返し見ているタイプなので、今どういう作品が人気なのか、どういう曲が流行っていたり注目されていたりするのかはわからなくて。この連載のお話をいただいて、すごく良い機会をいただけたと思っています。楽しみながら、勉強にもなっているので、2021年も頑張ってアンテナを立てていろんな作品に触れたいと思っていますね。そんな中でどれかを選ぶのは難しいんですけれど、個人的に印象に残ったのは『BNA ビー・エヌ・エー』ですね。吉成曜監督で、個人的にはすごく印象に残っていますし、内容、絵のタッチ、そして音楽も好きでした。詳しくは連載の第1回を読んでいただいて、まだの方はNetflixなどで見ていただければうれしいです(笑)。

『YURiKAのアニソン最前線』バックナンバー

第2回『彼女、お借りします』ヒャダイン楽曲の魅力や“新時代”感じた今期アニソン
第1回『球詠』『BNA』『ハメフラ』をピックアップ

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