『YURiKAのアニソン最前線』第2回 『彼女、お借りします』ヒャダイン楽曲の魅力や“新時代”感じた今期アニソンを語る

YURiKAが語る、新時代感じた今期アニソン

 アニソンシンガーのYURiKA が、気になるアニメ作品をピックアップし、それにまつわるアニソンをフックにあれこれと熱く語る『YURiKAのアニソン最前線』第2回目は、『彼女、お借りします』、『宇崎ちゃんは遊びたい!』、『GREAT PRETENDER』をセレクト。各作品の感想やテーマソングの分析などのほか、『彼借り』の劇伴を手がけるヒャダイン(前山田健一)の魅力や、自身の短大時代の経験、そしてひょんな流れでYURiKAの身に起きたミラクルな出来事についても語る。(榑林史章)【記事最後にプレゼント情報あり】

第一回:YURiKAがアニメ・アニソンの魅力を語り尽くす新連載スタート! 第1回は『球詠』『BNA』『ハメフラ』をピックアップ

halcaの「告白バンジージャンプ」は、ヒャダイン節と声がマッチ

YURiKA

ーーまず、『彼女、お借りします』ですが、どういうポイントで選んだんですか?

YURiKA:久々に男女のワチャワチャしたラブコメが、すごく見たいと思っていて、これだと思いました。女の子が主人公の男の子のことを、好きなのか好きじゃないのか、どっちなの? 的なものは、『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』以来で、『俺修羅』もすごく好きだったから、今は毎週楽しくて仕方がないです。今期イチオシです!

ーー七海麻美ちゃんが怖いですよね。

YURiKA:いやあ、本当に怖くて(笑)、でもそれも声を担当されている悠木碧さんの演技の素晴らしさゆえです。私の周りでは遭遇したことないですけど、「そういう子、いるな~」って思います。登場しているヒロインの性格はいろいろだけど、いちばんリアルなのが麻美ちゃんじゃないかなって。

ーー騙される男は馬鹿だなって?

YURiKA:本当に馬鹿ですね(笑)。でも、それで成長するなら良いんじゃないですか? 何ごとも経験ですよ!

the peggies「センチメートル」Music Video

ーーさて、オープニングテーマを担当するthe peggiesは、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のテーマソング「君のせい」も歌っていましたね。

YURiKA:私の世代でガールズバンドと言うと、『BLEACH』や『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』などを担当されていた、SCANDALさんが印象的です。そのイメージからアニソンを歌うガールズバンドは、格好良くて音も熱いロックでというのがあったんです。そう考えるとthe peggiesさんは、もっとカジュアルでラフな感じがあって。ちょっとしたヌケ感と言うか、風がファ~っと抜けるような爽やかさがあって、終始格好良いとか可愛いとかだけじゃない、絶妙な乙女心も感じます。ファンの方からリプで、「原作を読むと歌詞がよく分かる」と教えてもらって原作も読んだんですけど、「なるほど」って思いました。キャンパスライフの爽やかさを感じさせるサウンドと、甘酸っぱい学生感のある恋の気持ちが、作品にとても寄り添ってますね。

ーーhalcaさんが歌うエンディングテーマの「告白バンジージャンプ」は、逆にアニソン然としたものですね。

YURiKA:halcaちゃんは同世代で、同じアニメ系のイベントに出演させていただいたこともあるんですが、「告白バンジージャンプ」は前山田健一さんの作詞作曲で。前山田さん特有のジェットコースター展開とか、サビ前の「ハァ」というため息やセリフチックに歌うところとか、コミカルな部分がたくさんあって。それがhalcaちゃんの声に、すごく合っていると思いました。

halca 『告白バンジージャンプ』Music Video

ーーこの曲も、歌詞の言葉が絶妙ですね。

YURiKA:サビの歌詞で〈気づいてよ 気づきなさい〉と、同じ言葉を2通りの言い方で歌っているのは、千鶴姫(水原千鶴)の本心とレンタル彼女の時との違いを連想させるし、「この歌詞は誰々の気持ちなんじゃないか?」と、想像力をかき立てる言葉が散りばめられていて。想像しがいがあって良いですよね。

ーーヒャダインさんの曲との、最初の出会いは?

YURiKA:アニメ『日常』のオープニングテーマ「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」で、中学生の時だったんですけど、テンポが速いし言葉数がすごく多くて、「これが歌えたらすごい!」と当時話題でした。あと最近では、アンジュルムさんの「タデ食う虫もlike it!」という曲も前山田さんの作詞作曲で、すごく好きな曲ですね。

ーーヒャダインさんの音楽の魅力は、どんなところにあると思いますか?

YURiKA:一度聴いたら覚えてしまうキャッチーさです。でもそのキャッチーさというのは、決して簡単と言うことではなくて。物語とのリンクも考えながら、いきなり止まったり速くなったり多彩な展開があって、まるでミュージカルみたいです。それが3~4分の短い中に詰め込まれていて、ちゃんと曲としても成立している。曲の方向性は違うけど、私が崇拝するダーマエ(麻枝准)とも通じるところで、誰が歌っても作曲者の味がにじみ出ているのは魅力だと思います。

ーーヒャダインさんは、『彼借り』の劇伴も手がけていることで話題ですね。

YURiKA:私の勝手なイメージで、ピコピコした音なのかなって思ってて。もちろん劇伴なので、「告白バンジージャンプ」のようなジェットコースター展開はないと分かってますけど、どうしてもヒャダインさんらしい音楽を期待してしまって。でも作品自体のテンポ感とか、ヒロインがどんどん増えてワチャワチャ感が増していく展開とか、作品とヒャダインさんの音楽は、相性ぴったりだと思います。

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