仲村宗悟、ファンキーな新曲「Oh No!!」で新境地へ ミュージシャンとしても光り放つ、二刀流使いとしての声優像
『アイドルマスター SideM』の天道輝役、『TSUKIPRO THE ANIMATION-ツキプロ・ジ・アニメーション-』の久我壱星役などを演じて、歌える声優としても注目を集める声優・仲村宗悟。昨年10月には、自身が高嶋智樹役で出演したアニメ『厨病激発ボーイ』(TOKYO MXほか)のED主題歌「Here comes The SUN」を歌い、アーティストデビューを果たした仲村。単に声優が歌うのではなく、作詞作曲からギター演奏までもこなすミュージシャン寄りのスタンスが話題だ。そして、11月18日にリリースした配信シングル「Oh No!!」は、初のファンキーな楽曲で新たな一面を見せている。
スピッツやMr.Children、90年代バンドからの影響を感じる楽曲
「Here comes The SUN」は、『ガールズ&パンツァー』シリーズなど数多くのアニメソングを手がける、ChouChoが作詞作曲を務めたことでも話題となった楽曲だ。跳ねたリズムに乗せて、英語を織り交ぜたスケールの大きな歌詞を、真っすぐな眼差しで歌っていたのが印象的だった。もともとミュージシャン志望で、声優になる以前はライブハウスで音楽活動を行っていたというだけあり、同曲のMVではアコースティックギターをかき鳴らす姿が実に様になっている。
仲村は「Here comes The SUN」のカップリング曲「ゆらゆら」を皮切りに、今年3月にリリースした2ndシングルの表題曲「カラフル」とカップリング曲「Imitation」で、それぞれ作詞作曲を務めている。揺れ動く思いをミディアムテンポのバンドサウンドに乗せて歌った「ゆらゆら」。「カラフル」は思いをストレートに歌いながら、多彩に展開する曲構成が秀逸だ。また「Imitation」は、ギミック満載のギターサウンドで、言葉遊びの歌詞をリズミカルに聴かせた。仲村自身が手がける楽曲からは、スピッツやMr.Childrenなど90年代にデビューしたバンドがルーツにあるようにも感じられる。
そんな仲村宗悟が11月18日に配信リリースした「Oh No!!」は、「カラフル」同様に仲村自身が作詞作曲、村山☆潤が編曲を務めたナンバー。しかし、大胆に口を開けて叫ぶジャケ写はもとより、楽曲テイストもこれまでとは一転、ブラスが全体に鳴り響くファンクビートで、新たな仲村宗悟を見せているのだ。