KinKi Kidsは、変わらず“愛”を歌い続けるーーアルバム『O album』への期待高めた堂本光一の言葉

 そして彼らが根っからの“KANZAI BOYA”であることも、YouTubeに公開された『KinKi Kids – O album 特典映像 「彗星の如く」Music Clip? (Short ver.)』を見ると思い出される。「彗星? 流星?」とコントのようなやりとりを繰り広げ、ある意味で見る者を置いてけぼりにしてしまうようなシュールな笑いを、20年以上もファンは愛で続けてきた。変わり続ける世界で、“変わらない”貴重なものとして。

KinKi Kids – O album 特典映像 「彗星の如く」Music Clip? (Short ver.)

 もし、ジャニー喜多川氏がこの“Music Clip?”を見ていたら、堂本光一を呼び出して「YOU、最悪だよ」と叱っていたかもしれない。番組の前半で、堂本光一が「怒られたり叱られたりするのって幸せなことだと思うんだよな。怒られたいもん、俺(笑)」と話していたのを聞いて、そんなことを想像して頬が緩んだ。

 誰よりもジャニー喜多川氏の想いに影響を受けながらも、あえてその教えに抗うような挑戦を続けてきたKinKi Kids。そして2人も全く異なる個性を持ちながら、歌えば同一人物に聞こえてしまうほど相似した声で驚かせる。叱咤と愛情。変化と不変。喪失と創造。光と影、赤と青……S極とN極のように相容れないように見えるものが、実は太極図のようにピタリとハマることがある。そんな世の中の真実であり面白さを、KinKi Kidsは宇宙レベルで傍観し、人々を照らす新しいメッセージとして投げかけているように感じるのだ。

 次回、『KinKi Kidsどんなもんヤ!』11月30日放送回には、堂本剛が登場し『O album』について「ガチでタップリと」語ると予告されている。竹を割ったような気持ちのいい物言いの堂本光一に対して、柔らかなシルクを紡ぐように繊細な言葉で語りかける堂本剛の解説の違いも楽しめるのではないだろうか。さらに、「新しい時代」も全宇宙初解禁されるというから聞き逃し厳禁だ。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる