オーディション発ボーイズグループの結成や活躍が盛んに 2021年は“戦国時代”へ突入?
大々的に告知されるオーディション企画や視聴者の投票によって結果が左右されるオーディション番組などでは、結成前からメンバーにファンがつきやすく、話題性も確保できるため人気グループを生み出すことができる。また、そのオーディションでのデビューが叶わなかった参加者も番組内で存在感を発揮しファンを獲得することができれば、その後チャンスをつかむことができるというのもそういった企画や番組の特徴だろう。
こうした動きからボーイズグループの結成や活躍が盛んになっているのかもしれない。『PRODUCE 101』シリーズだけでも、韓国では番組で結成されたWanna Oneの他に、参加した練習生で構成されたJBJが誕生したり、日本ではJO1に惜しくも入れなかったメンバーからOWVが結成されたりするなど結果的に多くのグループを生み出すこととなった。新たなグループ誕生の場、そして多才なメンバーで構成されるボーイズグループの存在によりどんどん活躍の場が広がっている。
2021年は“ボーイズグループ戦国時代”とも言える、ハイレベルな戦いの年になっていくのかもしれない。特にオーディションが盛んな今、多くの応募者の中から発掘される原石たちはキラリと光る何かを持っていて、ポテンシャルが高いためデビューが決まった時点で高いレベルのパフォーマンスをすることができる。さらに、デビュー後にもお互いの実力を高め合いながら進化していく姿をみることができるのもこの時代の特権だ。
■フルヤトモコ
1999年生まれの大学生。韓国のカルチャーと洋楽、本、映画など。
東京藝術大学 音楽環境創造科在籍。