BALLISTIK BOYZ 奥田力也、グループ支えるラップとダンスの鋭い個性 流暢な英語&ムードメーカーなキャラも魅力に

バリボ奥田力也、ラップとダンスの鋭い個性

 また、ラップに関しては、やや太めの声質と落ち着いたトーンが特徴的。低音でゴリゴリに攻めてくる松井と、中毒性のあるソリッドな声質で挑発する海沼を繋ぐような役割と言えるだろう。個性豊かなMCチームの中でも、個性の強さに自信を持ち、「ラップを海外ではじめたので、日本語と英語を混ぜて歌詞を書きますし、それが自分だけの世界観に繋がっているのかなと思います」(引用:モデルプレス)と語る。さらに最近は、ボーカルとしての顔も徐々に見せており、自らメロディを考えてオリジナルソングを作っては、レコーディングしているそう。自身のInstagramでは、自ら歌詞とメロディを手がけた楽曲の歌唱動画も公開している。

 そんな奥田のキャラクターは、“BALLISTIK BOYZのムードメーカー”。小学生の頃から付き合いがある砂田によると「寂しがり屋。常に誰かに構ってもらわないと気が済まない人」だそうだが、それは仲間への愛情が深いからこそ。人懐っこく優しい性格のため、GENERATIONSのメンバーを始めとする先輩達からも可愛がられている。大阪人らしい陽気さや面白さにも定評があり、“楽屋で一番ハジけるメンバーは?”という質問を投げかけられた際には、自分を含めた4人が奥田の名前を挙げる場面も。筆者がBALLISTIK BOYZにインタビューした際には、メンバーがふざけ合っているところでも真面目に話を聞いていて、丁寧に言葉を選んで発言している印象が強かったため、もしかしたらメンバー1オン・オフの切り換えが激しいタイプなのかもしれない。

【5秒で答えて】奥田力也 │ BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE

 グループとしては「NYで感じた現地のバイブスを忘れずに、日本と海外のヒップホップのノリをうまく融合させてBALLISTIK BOYZならではの風を吹かせたいです」(引用:BALLISTIK BOYZが語る、EXILE TRIBEの一員としての覚悟 「新しい時代をリードしていく」)と意気込みながら、いずれは“自分が作った歌をメンバーに歌ってもらったり、自分でパフォーマンスしたりしたい”という夢も持っている奥田力也。コロナ禍の自粛期間においても、果敢に新しいことに挑戦してきた彼のことだから、その夢が実現する日はそう遠くないだろう。仲間想いの彼が作る楽曲が、BALLISTIK BOYZの7人、そしてファンの心を優しく繋いでいく。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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