GENERATIONS「You & I」MVで表現する“真摯で衒いのない愛” 7人のナチュラルな一体感見せる歌や振付に注目
GENERATIONS from EXILE TRIBEの最新シングル『Loading...』が11月18日にリリースされる。
今作は今年5月に先行配信された「You & I」、パフォーマー白濱亜嵐が主演を務める映画『10万分の1』主題歌「Star Traveling」、そして白濱が作詞作曲を手掛けたという新曲「Lonely」の全3曲入りシングル。各楽曲のタイトルとは別に冠された『Loading…』には「未だ先の見えない世の中で、この状況に留まることなく、進み続けていきたい」というメンバーの想いが込められているという。
また今作のリリースに先立ち、『Loading...』に収録される「You & I」のMVが11月1日から公開されている。同曲は緊急事態宣言下であった今年5月に“離れていても心はひとつ”という想いを込めた楽曲として急遽発表された楽曲であり、6月には多くのアーティスト、俳優、スポーツ選手などの著名人とファンの映像を集めたリリックビデオも公開されていた。
今回改めて撮り下ろされたMVでは、それぞれ別々の場所にいるメンバー達が、リーダーである白濱の持つ狼煙を目印にして動き始め、やがて一つの場所へ集結する姿が描かれる。広大な自然と、徐々に暮れていく晴空をバックにした力強いパフォーマンスシーンも印象深い。総じて、色鮮やかな景色の中に映し出される7人のナチュラルな一体感に、見ていて心が解きほぐされるようなMVとなっている。
そもそもこの「You & I」は、とてつもなく強大な愛情を広い世界に向けて届けようとする歌だ。詞には“愛”という言葉こそ出てこないが、〈一瞬交差した視線で撃ち抜かれて/微かに触れた指で熱くなって/僕を包むよ Fall like rain〉という歌い出しから始まり、人と人との間で少しずつ想いが積み重なる様子が、ボーカル・数原龍友と片寄涼太による掛け合いの中で丁寧に描かれている。そしてその想いが歌の中でだんだんと強まり、〈例えば明日地球が終わって/すべて消えてなくなっても(中略)君がいるならそれでいい〉と、大切な存在と想い合えることで生まれる力を鮮烈に表現するまでに至る。まさに〈Fall like rain〉ーー全てを埋め尽くすような愛情が歌の中に湛えられていることが分かる。
その愛情の向かう先は〈不確かな毎日を/戸惑うように生きてた僕に/ここにいる意味を君が/教えてくれた〉という詞からも伝わる通り、彼らの作品を愛する世界中のファン達だ。「You & I」は、自分達へ向けられた愛に対して衒いなく壮大な愛で返すという、実にLDHらしいポップネスに溢れた楽曲と言える。