BALLISTIK BOYZ メンバー分析【入門編】Vol.5:深堀未来
BALLISTIK BOYZ 深堀未来、多方面に秀でた才能と甘いハイトーンボイス クリエイティブながら愛嬌も兼ね備えた存在に
また、ボーカルとしては、少年っぽさを残したハイトーンのクリアボイスが魅力。特にピュアな恋心を描いた「Crazy for your love」やR&B調のミディアムバラード「Strangers」といったボーカルにフィーチャーした楽曲では、彼の甘い歌声が際立っている。最近では自身のInstagramで、Official髭男dism「I LOVE...」やKing Gnu「白日」などをピアノで弾き語る姿も公開中。その「インストのトラックを自ら作った」(引用:Music Voice)というエピソードにも驚かされるが、ピアノ以外にもドラムが叩けたり(参照:マイナビ)、絵が得意だったり、父親の影響でDJの経験もあったり……と、実に多才。しかし、DJとしてプレイするよりも「楽曲を作れたほうが役に立つんじゃないかと考えて、今は自分で作詞作曲もしています」(引用:BALLISTIK BOYZが語る、EXILE TRIBEの一員としての覚悟 「新しい時代をリードしていく」)と語っており、いずれはプロデュースをする側に回ることも視野に入れているようだ。ライブの演出も手掛けており、まさに“BALLISTIK BOYZのクリエイティブ担当”と言えるだろう。
そんな深堀のキャラクターは、クールな雰囲気に反して結構おちゃめ。本質的には人見知りで「初対面の人に心を開くまで時間がかかるタイプ」(引用:モデルプレス)だそうだが、留学を経て積極性を身に付けたことで、今ではどんどん前に出るように。「未来はいきなり変なスイッチが入るよね(笑)。テンション0から急に100になるみたいな」(引用:音楽ナタリー)と砂田が語る通り、予想外の笑いを巻き起こすことに定評あり。シャイな性格ゆえにすぐ変顔をしてしまうという一面も合わさって、公式TikTokなどではおもしろキャラが定着している。コロコロチキチキペッパーズのナダルのモノマネも得意だという。
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デビュー時のインタビューでも「自分は他の人と同じことをするのが嫌いなので、常にオリジナルでいたい」(引用:モデルプレス)と語り、10代にして、すでにアーティストとしてパフォーマンスする以上のビジョンを見据えていた深堀未来。「デザインにも興味がありますし、個展とかできたらいいですね」「いずれはグループの曲も作ってみたいです」(引用:日刊スポーツ)という夢も、きっと、楽しみながら叶えていくのだろう。そして、有言実行で突き進む彼の存在が、BALLISTIK BOYZの未来を鮮やかに彩っていく。
■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38