ミライアカリ、第2章の始まり告げたアニバーサリーライブ 「5年後も10年後もいっしょに歩いていこう」
みんなと手を繋ぎながら、一歩一歩進んでいきたい
また、インパクトのあるタイトルと歌詞が印象的なカンザキイオリ feat.初音ミクの「命に嫌われている。」は、うしろに歌詞が映し出される演出で、熱いバンドサウンドに乗せて叫ぶように歌った。MCでは「奇抜なワードがいっぱい出てくる曲だけど、限りある命だから生きているだけで幸せという応援ソングです。みんなが生きていてくれて、アカリと歩んでくれているだけで、アカリは幸せです」と、この曲に込めた思いも話してくれた。そして、HoneyWorksが作る「告白実行委員会シリーズ」の人気キャラクターでアイドルの成海萌奈の「ファンサ/mona(CV:夏川椎菜)」は、可愛らしい振り付けと共に歌った。「聴いた瞬間にアカリとみんなの曲だと思った」と話した彼女。音に合わせてちょこっと首をかしげるポーズが、実に可愛らしい。アイドル楽曲ならではの合いの手も満載の曲で、彼女の「いくよ!」のかけ声に、〈もっと もっと〉など声を合わせた観客。途中<愛のこもったmonaビーム>という歌詞を、〈アカリビーム〉にアレンジして歌うなど、愛にあふれた彼女のパフォーマンスに胸が熱くなった。
本編ラストは、「最後はあの曲しかないよね」と、「ミライトミライ」を披露した。同曲は昨年元日にオリジナル曲第2弾として発表された楽曲で、ナユタン星人が作詞作曲、作詞にはミライアカリ自身も参加している。みんなの未来を明るく照らしたいというメッセージが込められた楽曲で、まさしく彼女のテーマソングだ。「準備はいいか、野郎ども!」のかけ声で、ポップで賑やかなサウンドが鳴り響く。サビでは彼女の〈ハローハロー〉という歌に、ファンは<きこえますか>と合いの手を返し、最後は〈らーらーらーらー〉といっしょに歌って、ステージとお茶の間がひとつになった。
アンコールでは、再び「Fly to NEW WORLD」を歌った彼女。MCでは3周年を迎えたことに触れ、支えてくれているファンへの感謝の気持ちを話した。「これからも、つまづくし、滑るけど、そんな時は隣を見て。隣にはいつもアカリがいるので安心して下さい。みんなと手を繋ぎながら、何なら肩車しながら、一歩一歩進んでいきたい。5年、10年、15年と、いっしょに年を重ねていきましょう。アカリは永遠の15歳だけどね(笑)」。2017年にバーチャルYouTuberとして登場し、キズナアイらと共にバーチャルYouTuber四天王と呼ばれたミライアカリ。昨年から今年にかけては悔しい思いもたくさんしてきた。そんな彼女の原点で、ミライアカリという名前の由来でもある、「みんなのミライを明るく照らしたい」という彼女の想いをもう1度思い出させてくれたライブ。終始笑顔で楽しそうに話し、全身全霊で歌を届け、そしてリアルな生の声を発信する彼女の姿には、もう迷いは感じられない。ミライアカリの第2章の始まりを告げるライブになった。
■『Mi:LIVE 2020 AKARI→START』アーカイブ情報
視聴期間は11/15(日)23時59分まで、 チケット販売は前日の2020/11/14(土)23時59分まで
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