櫻坂46、新体制から読み取れる“全員で成長する”という意識 「Nobody’s fault」フォーメーションから今後の行方を占う

 また、今回の選抜発表で注目を集めたのが「櫻エイト」である。全収録曲に参加するとあって重要な役回りであることは間違いない。そんな責任重大なポジションには、平手友梨奈脱退以降次期センター候補として名前の挙がっていたメンバーたちが名を連ねる。今後の活躍次第ではこの中から誰がセンターに選ばれてもおかしくはない。特にここ最近一皮剥けた小池や、あらゆる場面で抜群の安定感を見せている田村、そしてここ最近パフォーマンス面で成長を見せている藤吉と山﨑といった中列のメンバーたちの“伸びしろ”が、今後のグループの期待値に直結するだろう。

 後列は6名が選ばれているものの、完全に固定せずに曲ごとに入れ替わる体制のようだ。こうした部分にも“全員で成長する”という意識がうかがえる。コロナ禍という困難な状況の中で行われた先日の配信ライブでも演出への強いこだわりを見せてくれただけに、チーム一丸となって全員で作品を作り上げていってほしい。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

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