Travis Japan、磨き続けたエンターテインメントスキルの凄み 『虎者 NINJAPAN』第二弾公演を予習
都内の駅構内に掲げられている“虎者”のポスターは、もうご覧になっただろうか。Travis Japanが主演を務める舞台『虎者 NINJAPAN 2020』がいよいよ10月10日からスタートする。同公演は昨年上演された『虎者ーNINJAPANー』の第二弾。前回は企画・構成をジャニー喜多川、構成・演出を滝沢秀明が務め、ジャニーズの十八番である“和”と“忍者”がモチーフとなっているエンターテインメント作品に仕上がっていた。昨年もチケットが完売となったが、今年もすでに全日程が即日完売。だが、10月26日公演のオンライン配信が決定し、より多くの人が楽しめそうだ。今年の『虎者 NINJAPAN 2020』は一体どんな内容になるのだろうか。前回の公演を振り返りつつ、考えてみたい。
昨年の『虎者-NINJAPAN-』は2部構成。1部はTravis Japanメンバーが扮する7人の兄弟と闇の帝王である父の戦いを通じて家族の絆を描いたドラマパート。2部はTravis Japanのオリジナル曲や、ジャニーズの伝統とも言うべき「千年メドレー」などが披露されるショータイム。ジャニーズ舞台のテッパンと言える構成だ。
1部、2部ともにTravis Japanらしさが詰まっていたのではないだろうか。例えば、1部。ドラマパートではあったが、幕が開けるとメンバーが踊りながら登場し、約35秒で早着替え。さらにはプロジェクションマッピングを使ったり、大立ち回りを披露したりと、体を動かす演技が多々盛り込まれている。その中で目玉だったのは、トランポリンを使った演技だろう。ジャニーズJr.チャンネルにアップされている『【舞台裏密着】虎者-NINJAPAN-を徹底公開!』を見ると、さすがのTravis Japanメンバーも苦戦していた様子が分かる。彼らがトランポリンを使うと知った時は、「ジャニーズJr.は大変だ」と感じたものだ。トランポリンを使ったパフォーマンスは、『虎者-NINJAPAN-』以前にも先輩ジャニーズたちが披露したことがあった。2015年2月14日放送の『嵐にしやがれ』 では嵐・大野智、2016年1月1日放送の『ウルトラマンDASH』ではTOKIO・城島茂、コンサート『A.B.C-Z Star Line Travel Concert』ではA.B.C-Z・塚田僚一がウォールトランポリンにチャレンジしている。2人が技を披露した当時は、多くの人々が驚き、ネット上でも記事を多々目にした。しかし、Travis Japanはそれを当たり前にできることが求められ、プラスαの技の披露も披露しているのだ。