Travis Japanのチームワーク、美 少年のピュアさ……リモート企画から見えた“グループらしさ”

 エンタメ業界でもリモート放送が増えてきたように、ジャニーズJr.チャンネルでもリモート収録した動画が増えている。Travis Japanは5月7日と14日にアップした動画、美 少年は5月16日にアップした動画がリモートで収録したものだ。SNSや動画のコメント欄を見ると、それぞれの動画が好評で、リモート収録においても「らしさ」が出ていた。そこで今回は、各動画から見えるTravis Japanと美 少年の「らしさ」について考えてみたい。

チームワークと完成度の高さが見えるTravis Japan

 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)へのグループ単独出演や、表紙を飾った雑誌『anan』の重版、オースティン・マホーンのライブにゲスト出演するなど、ジャニーズJr.ながらも着実に知名度を上げてきているTravis Japan。そんな彼らが5月14日にアップした「【リモートで…】念願のラジオ番組やってみた!」を見ると、まとまりの良さとコンテンツとしての完成度の高さが見えた。リーダの宮近海斗が口火を切り、まずはラジオ番組のタイトルを決めていくのだが、MCを担当することが多い川島如恵留がうまくコントロールしながら話を進めていく。他のメンバーも次々とアイデアを発信して、ブレインストーミングのようにアイデアが展開されていくのが面白い。

Travis Japan【リモートで…】念願のラジオ番組やってみた!

 その後、宮近と川島がMCを担当しつつコーナーを展開。、メンバーたちの個性がうまく噛み合い、笑いを誘っている。松倉海斗はアイデアを出すものの、メンバーからいじられまくってしまう。その度に「退出させるわ」とリモートならではのギャグを天丼する。続いて、七五三掛龍也がMCに挑戦。メンバーの好きな寿司のネタを聞いていくものの、何を言っても全肯定する様子が面白い。松田元太がボケても肯定し続け、最後までペースを崩さなかった。

 リモートとなるとどうしてもタイムラグで会話がかぶってしまったり、声が聞き取りづらかったりすることが少なくない。だが、そんなトラブルとは無縁のTravis Japanのまとまりの良さはさすがではないだろうか。しかもその中で全員が発言し、全員が自分の良さや面白さを出しているのである。リモート収録・配信は、Travis Japanの新たな武器となるのではないだろうか。

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