欅坂46、Snow Man……独自のスタイル掲げるグループの注目作が到着! 新譜5作からピックアップ

 5年の活動の集大成となるベストアルバム『永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~』をリリースする欅坂46、K-POPのクリエイターによる楽曲を含むシングル『KISSIN’ MY LIPS/Stories』を発表するSnow Man。独自のスタイルを掲げるグループの刺激的な新作を紹介します!

『永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~』(TYPE-A)
欅坂46『永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~』(TYPE-A)

 『永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~』というタイトルにすべてが集約された、欅坂46名義の最初で最後のベストアルバム。「サイレントマジョリティー」から「誰がその鐘を鳴らすのか?」までの全シングルに加え、初回仕様限定盤TYPE-Aには3曲、TYPE-Bには2曲の未発表曲を収録。特に〈このまま向かうんだ/命は 神が与えたDeadline〉というラインを持つ「Deadline」は、活動休止→新たなグループ名での再始動という流れを端的に示した楽曲と言えるだろう。平手友梨奈を中心に、アイドルの概念を打ち破る活動を繰り広げてきた欅坂46。彼女たちが体現してきた“抑圧からの解放”というイメージは、アイドルという枠を超え、日本のカルチャー全体に影響を与え続けてきた。本作を聴けば、そのことを改めて実感できるはず。

欅坂46 『誰がその鐘を鳴らすのか?』 from KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!
Snow Man『KISSIN' MY LIPS/ Stories』(通常盤)
Snow Man『KISSIN’ MY LIPS/ Stories』(通常盤)

 2020年1月にシングル『D.D. / Imitation Rain』(Snow Man vs SixTONES)でデビューしたSnow Manの両A面2ndシングル『KISSIN’ MY LIPS / Stories』が到着。K-POP楽曲でも活躍するクリエイター陣が作詞、作曲に関わった「KISSIN’ MY LIPS」はバウンシーなシンセベース、有機的なアコギのフレーズが絡み合い、心地よい高揚感へと誘うダンスチューン。セクシーな雰囲気を漂わせるボーカル、高い身体能力を活かしたパフォーマンスは、このグループ独自のスタイルにつながっている。「Stories」は90年代のデジタルロックを想起させるサウンドが印象的。〈未来は自分で切り拓くんだって〉というフレーズからは、先が見えない世界のなかで、ファンとともに自分達の夢を掴みたいという決意が伝わる。官能と情熱という2つの表情が堪能できるシングルだと思う。

Snow Man「KISSIN’ MY LIPS」MV(YouTube ver.)
豆柴の大群『AAA』(CD)
豆柴の大群『AAA』(CD)

 『水曜日のダウンタウン』内で行われたオーディションをきっかけに結成された、WACKプロデュースによるアイドルグループ・豆柴の大群のトリプルA面メジャーデビューシングル。ラテンロックと歌謡曲を融合させたサウンド(筆者は「勝手にシンドバッド」を思い出しました)のなかで“まめまめ! しばしば!”というコールが響き渡る「サマバリ」、〈おいしくなーれ あつあつ 私〉などのキャッチーな歌詞(作詞はクロちゃん)が楽しいポップナンバー「恋のかけ算 ABCDEFG」、さらにいつかは必ず終わるんだから、必死で“今”を生きるという覚悟を歌った「今」の3曲には、キワモノと王道の絶妙なバランスに支えられたこのグループのスタンスが示されている。

豆柴の大群「サマバリ」MUSiC ViDEO

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