SuperM、“ドリームチーム”と言われる所以 『Mステ』出演前に「One (Monster & Infinity)」パフォーマンスを解説
今夜10月2日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に、SuperMが登場する。披露するのは、新曲「One (Monster & Infinity)」だ。今から彼らのパフォーマンスを前に、呼吸を忘れて眺めてしまう姿が想像できる。
ご存知の通りSuperMは「K-POP界のアベンジャーズ」と称されるドリームチーム。SHINee、EXO、NCT 127、WayVと、旬を迎えたグループからボーカル、ラップ、ダンス、それぞれの強みを持ったメンバーが集結している。「One (Monster & Infinity)」のMVも、まるでスーパーヒーローたちの登場シーンを見ているかのよう。
さらに、「One (Monster & Infinity)」という楽曲も、9月25日にリリースした1stフルアルバム『Super One』の収録曲「Monster」と「Infinity」を合わせたハイブリッドリミックス曲。2曲の魅力をギュッと濃縮した楽曲、しかも歌うのはK-POP界の最旬メンバーを集めたSuperMとなれば、それはもうすべての瞬間が見どころ。だからこそ、見守る我々に息つく暇を与えないステージになるに違いないのだ。
彼らがドリームチームと言われる所以は、この速さだ。ダンスの振りもフォーメーションの入れ替わりも、そのスピードに振り落とされないように目が釘付けにならざるを得ない。イントロはマークを先頭にした三角形のフォーメーション。ヒザをつき、羽ばたくような仕草で目覚めると、すぐにテミンがセンターに立ち、1音ずつ複雑に動くキレのある手振りをしていく。そのときのテミンの顔の位置が一切ブレないことにお気づきだろうか。体幹が強すぎて、身体がダンスをしているのを忘れてしまいそうになるほどだ。
かと思えば、全身はゆらりと横に重心を移動させていく。その緩急のついた動きが7人全員でピタリと揃う気持ちよさ。その様子は、まるで軍隊の動きのように整然としていて力強い。そんな群舞の美しさに目を奪われていると、いつの間にかマーク、テヨン、ルーカスの3人のみになっていることに気付く。
マークとテヨンの小気味良い掛け合いの間から、少し低めのルーカスのラップが絡み合う。その歌声とリンクする振り付けに、視覚も聴覚も満たされていると、またすぐさま全員が背後に揃っている。だが、今度は先ほどの群舞とは違って、同じ振り付けをしているが手の叩く強さや身体を傾ける角度など、それぞれの個性が垣間見えるのが面白い。