SuperM、“ドリームチーム”と言われる所以 『Mステ』出演前に「One (Monster & Infinity)」パフォーマンスを解説
なかでも目が離せなくなるのは、センターに飛び出してくるカイのパフォーマンスだ。ジャンプしながらも空中で2度ピストルを打つような指先の細かな動きを披露する。そして、頭で空に大きく円を描くように上半身をダイナミックに動かしながらも、右手の指先はまっすぐこちらをとらえ、再び目が合うときには不敵な笑みを浮かべているのだ。その余裕すぎる動きに、もうお手上げだ。
驚くのが、ここまでで約40秒という内容の濃さだということ。かなり注目するところを絞りに絞ってこれだ。いかに彼らの振りやフォーメーションチェンジの動きが速いかが伝わるだろうか。
テヨンが「1回踊るだけでも大変なくらい、本当に激しいダンス」と語っている通り(参照:テレ朝POST)、彼らの本気をこれでもかと披露してくるダンス。それは、まさにヒーロー映画の戦闘シーンのような迫力で、見ているこちらも興奮を覚えずにはいられない。さらに、これだけハイカロリーなダンスを踊りながら、ベクヒョンとテンの空を貫くような伸びやかな歌声も待っている。強いと思っていたヒーローたちが結束したら、新たな必殺技が生まれる、そんな驚きを目撃できたような展開なのだ。
「One (Monster & Infinity)」がリード曲として収録されているアルバム『Super One』の“One”には「“一つになってみんなの力で乗り越えていこう“というメッセージが貫かれています」という(参照:BARKS)。様々な困難に直面している現在。「One (Monster & Infinity)」で見せる現代ヒーローたちによる“祈り“の舞いと熱唱を、今夜はしっかりと受け止めたい。