Sexy Zoneが創り出す“新たなアイドルの概念” ダイバーシティの重要性訴える、マリウス葉らの言動
僕自身、男性のSexy Zoneファンとして感じることは、彼らは決して女性のみをパフォーマンスのターゲットとしておらず、僕のような男性も置いていくことなく、分け隔てなくパフォーマンスしてくれる、ということです。Sexy Zoneのファンは女性が圧倒的に多いのは事実です。しかし、彼らに対して「カワイイ」や「カッコいい」や「素敵」と感じるポイントには、少なくとも性別と年齢、性的指向を超越した普遍的な魅力がある、そう感じています。
また、ドイツ、日本、台湾にルーツを持ち、ドイツ語、日本語、英語が話せるトリリンガルであるマリウスにとって、多様な価値観に触れることは生活においてごく当たり前なことだったと言えます。さらに、そのマリウスが所属するSexy Zone自体も、多様な価値観を持つマリウスを排除することなく、受け入れて活かすことで、グループとしての多様性を育んできました。
『POP × STEP!?』ツアーパンフレットを始め、いくつかのインタビューにおいて「アイドルの概念を更新したい」とマリウスは語っており、他のメンバーもこれに同調していました。また「社会に貢献したい」ということもしばしば語っており、従来のアイドルでは持ち得なかった多様性を持って、社会に働きかけられるアイドルになりたい、そんな意図が言葉に込められているように感じます。
ジャニーズのアイドルは、少なくとも日本においては、社会的に非常に優位な立場にあると言えます。それ故に、彼らの行動や発言の影響力は、その内容や利用のされ方により、社会の価値観を大きく左右しかねません。しかしSexy Zoneとマリウスは、その影響力を逆に駆使して、男性アイドルという立場だからこそ訴えるべき、社会のあるべき姿を発信しているように見えます。
5人が持つ知性や感受性、そしてビジュアルも含めた彼らの強い個性が、聡明な意志を持ったとき、旧来のアイドルという枠組みでは実現し得なかった社会的ムーブメントを巻き起こすことができる、僕はそう信じています。Sexy Zoneには、世界を変える力があります。新しい価値観を社会に発信できるアイドルグループ、それがSexy Zoneであり、それを推進しうる1つの大きな力、それがマリウスの信念と知性と言えるでしょう。
■ジャニヲタおじさん
ジャニヲタのおじさん。1974年生まれ。福岡県在住。AB型。妻、息子、娘の4人家族。ジャニーズを見て、かっこいいな、素敵だなと思ったことをTwitterやブログに記しています。
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