KinKi Kids、ラジオ『どんなもんヤ!』に揃って登場 老いさえも一緒に笑える2人の愛しい時間

 KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)の、9月7日放送回に堂本光一、堂本剛が登場。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、それぞれ別の場所からリモート収録ではあるものの、約7カ月ぶりに2人揃っての登場に多くのファンが喜んだ。

KinKi Kids
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 「テレビの方ではリモート収録、結構やってますけど、ラジオでは初めてですね」と堂本光一。「初めてですねえ、まあでも特に違和感なく」と落ち着いて受ける堂本剛の言葉通り、初挑戦となったリモートラジオだが2人の温度感は相変わらず。むしろ物理的な距離がある分、いつも以上にお互いのトークに熱心に耳を傾けているような空気を感じた。

 オープニングトークの後、リスナーから届いたお便りをきっかけに『ドラゴンボール』のキャラクターで山手線ゲームを始めることにした2人。堂本光一が「これ、終わらんぞ」と言ったのは、『ドラゴンボール』ならキャラクターの名前をいくらでも言えるという自信からか。それとも長年連れ添った相方となら何時間でもゲームを続けていけるという自負からか。あるいはその両方か……などと微笑ましく思っていると、堂本剛が「か、すぐ終わるかやな。いざとなった時に出てけぇへんのよな、なんか」と現実的なコメントを返す。そんな緩急ついた掛け合いがKinKi Kidsらしさ。

 「悟空」「クリリン」「ヤムチャ」「プーアル」「ピッコロ」……と、まずは王道のキャラクター名が続くと思いきや、「シンバル」「ウミガメ」「はっちゃん」「兎人参化」など、コアなキャラクターたちを次々とピックアップ。このリスナーを置いてきぼりにして、ゲームに熱中するところが、2人『KinKi Kids どんなもんヤ!』最大の魅力と言ってもいい。

 また、最終的に堂本剛が「魔女……やっけ? 占いババ」とつまったところを、堂本光一が「アハハ、そら剛くん、アウトやな」という優しい勝敗のつき方もKinKi Kidsっぽさ全開だ。さらに「こんなもんかなぁ」「こんなもんか」と、そのまま終わるかと思いきや、「ドリアンおったな」「サイバイマン出しゃよかったな」「フリーザのお父さんの名前、なんやったっけ?」と芋づる式に会話がはずみ、再びふと「なんやねん、この時間」「なんやろな」と我に返って笑ってしまう。だが、そんな一見しょうもない時間こそ、人生の愛しい瞬間なのだ。

 『ドラゴンボール』山手線ゲームでは、堂本剛のほうがパッと名前が出てこない現象に陥ったが、堂本光一も「最近ゆで卵って言葉がなかなか出てこなくて」と明かす。ゆで卵を目の前にして、「目玉焼きやったっけな、卵焼きやったっけ」と迷ってしまったと話すと、堂本剛は「うん、歳ですかね」と実にサッパリとしたリアクションを見せる。

 「あれ、同意してくれないですか?」と戸惑う堂本光一に、さらに「糖質が足りないのかなあ?」「ちょっと危険かもしれません」「気をつけていきましょう」と返していく堂本剛。最終的には堂本光一も「おっさん化が激しいってことですね」「すみません」「脳トレします」と年齢と向き合っていくことにしたようだ。

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