『I-LAND』、“相性テスト”でケイの方向性や考えの違いが浮き彫りに 特権付き第1位はジェイク
BTSやTOMORROW X TOGETHERの所属するBig Hit EntertainmentとCJ ENMによるアイドル育成を目指すサバイバルリアリティ番組『I-LAND』が、早くも9回目の放送を終えた。
Part2が開幕後、初の脱落者として長い間練習を共にしたメンバーであるゴヌ(GEONU)が選ばれ、それぞれが複雑な感情を抱える中で次なるテスト内容が発表された。今回のテストは、題して“相性テスト”。新曲「Flicker」、「Dive into You」の2曲に分かれ、それぞれ異なるメンバーの魅力を組み合わせて舞台を完成させるというもの。キーとなるのは難易度の高い振り付けの成功度だ。また、今回の個人ランクは全て視聴者によるグローバル投票によって結果が決められるが、プロデューサー評価で1位を獲得した場合には投票締め切り前の24時間の間の投票数が2倍でカウントされるという特権が与えられる。
ユニットの曲と構成の決定権は、現時点で1位のヒスン(HEESEUNG)に与えられた。「Flicker」を選択したヒスンがメンバーとして引き入れたのはソンフン(SUNGHOON)・ジェイク(JAKE)・ジョンウォン(JUNGWON)・ケイ(K)。
ジェイ(JAY)率いる残りの練習生が「Dive into You」を担当することになったが、自分の思う実力者を選んで行ったヒスンに対して失望の気持ちを抱く姿を見せた。しかし、逆転の発想でそこから活力を得ていく「Dive into You」チーム。ジェイはリーダーとして、選ばれなかったことを恨むのではなく努力して見返すことを目標に掲げ、チーム全員に共有した。また、メンバーそれぞれの長所を挙げていき適材適所のパートに配置していくという戦略で順調に士気を上げながら進めていった。
一方の「Flicker」チームは、ケイの存在によって空気が硬くなる瞬間が度々見られた。年長のケイに対しては“絶対的エース”とされているヒスンも、もちろん他のメンバーも逆らうことはできない。そのためパート決めの時点から全員がケイの指示通りに動くほかなかった。練習でもダンスに対する細かいこだわりを見せるケイは、他のメンバーからの提案を受け入れたり妥協したりすることがない。顔色を伺いながら練習をするヒスン・ジョンウォン・ソンフンはもどかしさを抱えていた。また、ジェイクも自分と周りの実力の差に不安をにじませていた。
「Dive into You」を担当することとなったジェイは、他のメンバーが食事休憩をしている間にも練習の工程やポイントを考えるなどリーダーとして勝利への意欲を見せる。他のメンバー間の関係も良く、目標を見据えながらも和やかな空気の中で全員の気持ちをまとめていく様子が伝わってきた。こうした良好な関係性や練習の積み重ねで得た彼らのチームワークは中間発表でも輝きを見せ、改善点は多くあるものの可能性を感じられるアドバイスをもらうことができた。
ヒスンが選んだ実力者で構成された「Flicker」チームだったが、本人の不安通りジェイクを中心に課題が多く残る結果となった。ジェイクは諦めることなく研究と練習を積み重ねることを決意。しかしながらその後行われたボーカルチェックでも問題が生じ、それを契機に練習方針について話し合うことに。ケイのやり方に口出しできなかったメンバーたちも、正直に胸の内を伝えることを決意する。彼らにはケイを傷つけるつもりはなかったものの、方向性や考え方の違いを実感したケイは告げられた本心にショックを隠しきれなかった。同じ目標を持ちながらも“仲の良さ”だけではやっていけないことを改めて胸に刻みながらチームとして成長していく練習生たちは、それぞれが様々な思いを抱えているようだった。