GOT7の“親”的存在ジニョン、パワーボーカル ヨンジェ、天真爛漫なベンベン、ピュアなマンネ ユギョム…飛躍を後押しするメンバー
プロデューサー、J.Y. Park(パク・ジニョン)が率いるJYPエンターテインメントから、2014年にデビューした7人組ボーイズグループ“ガッセ“こと、GOT7。韓国、アメリカ、香港、タイと多国籍メンバーが集まっていることから、デビューアルバム『Got it ?』は米ビルボードの「ワールド・アルバム・チャート」で首位を獲得。その後も、「Just right」「If You Do」「Never Ever」「A」「Lullaby」「Hard Carry」といったMVがYouTubeで再生回数が1億回を突破するなど、魅力的な楽曲を次々と発表してきた。
日本でも、2017年には日本武道館公演を開催。また、2019年に行なわれたワールドツアー『GOT7 2019 WORLD TOUR KEEP SPINNING』では、タイ・バンコクで開催するチケットがわずか2時間で完売&追加公演が決定するなど、国を問わず高い人気を証明した。
残念ながら今夏、日本のファンクラブが終了してしまったが、きっとこれまでとは異なる形でさらなる活躍を見せてくれるはず。そんな期待を込めて、改めて彼らの魅力を紐解く第2弾。今回は、ジニョン、ヨンジェ、ベンベン、ユギョムを紹介し、さらなる飛躍を後押ししたい。
太陽のようにグループを明るく照らすGOT7の親、ジニョン
中学3年生のときにオーディションを経てJYPエンターテインメントの練習生となったジニョン。GOT7が誕生する以前の2012年にJBとのユニット「JJ Project」を結成し、シングル『Bounce』で一足先にデビューを経験。プロデューサーのJ.Y. Park(パク・ジニョン)と同姓同名であることから、当初は「Jr.」と名乗っていた。GOT7を結成後は、サブボーカルとして活躍。持ち前の運動神経の良さから、ダンススキルも高く、振り付けにも積極的に参加している。自分には完璧主義で真面目な努力家。しかしメンバーに対しては面倒見が良くて気配り上手。そんな朗らかな性格から、グループ内では保護者的ポジションで親しまれている。
歌手活動と並行してドラマ『ドリームハイ2』『愛するウンドン』、映画『降りしきる雪』など俳優としても活躍中。主演作品『彼はサイコメトラー -He is Psychometric-』では、キスシーンにも挑戦。すると、メンバーがその場面をキャプチャーして送ってきたというエピソードも。(参照:Korepo)そんなイジりにも「関心を(持ってくれて)ありがとう」とは、実に優しいジニョンらしい返しだ。また、この作品を通じて苦手意識のあった“はつらつとした表現“に自信をつけたというジニョン。たしかに、ジャクソンをはじめ賑やかなメンバーが多いGOT7において、ジニョンの存在感は“はつらつ“というよりも、“ほっこり“とした愛らしさが魅力だ。自分をどう魅せていくかという点において、演技の仕事で培われた表現力と自信は、当然ステージでの魅力的なパフォーマンスにも繋がっている。アーティストとして、そしてグループの太陽として、さらに魅了してくれそうだ。
抜群の歌唱力で圧倒するパワーボーカル・ヨンジェ
小さいころから歌うことが大好きだったというヨンジェ。地元の音楽スクールでレッスンを重ねてきたため、JYPのオーディションに合格するやいなや、練習生歴7カ月という驚異のスピードでGOT7に選ばれた。他のメンバーが2年半~4年と長い期間準備を重ねてきたことを考えると、ファンから「天才」と呼ばれるのも頷ける。力強い振り付け、多彩なフォーメーションチェンジと、運動量の多いGOT7のダンスパフォーマンス。にも関わらず、メインボーカルであるヨンジェの歌声はブレることがない。自ら「パワーボーカル」と名乗るほど豊かな声量、そして音程を外さない正確さ。そして何よりも彼自身がまさに音を楽しんでいることが伝わってくる、のびのびとした歌いっぷりが大きな魅力だ。
今年5月にリリースしたミニアルバム『DYE』に収録されている「POISON」ではグイグイと音階をかけ上がっていき、なめらかにファルセットへと切り替わり、そのままハイトーンシャウトへ……と、見事な歌唱を披露。また「AURA」では、まるで何かにぶつかって弾むような勢いを感じる声で〈Aura〉と歌う。歌声を自在に操るまさに“天才”的な感覚に、思わずしびれる。その才能は、楽曲制作にも広がりを見せており、Ars名義で作詞作曲活動も行なっている。「REWIND」「HEY」「Sign」「Think About It」など、クールでありながら思わず体を揺らしたくなる、情熱的な楽曲を多く生み出しているので、ぜひチェックしてほしい。