s**t kingz、“見るダンス映像アルバム”『FLYING FIRST PENGUIN』発売 5カ月連続新作ダンス映像公開も

 s**t kingzが、ダンサーという表現者が先頭に立ったダンス映像作品集として、“見るダンス映像アルバム”『FLYING FIRST PENGUIN(フライング・ファースト・ペンギン)』(Blu-ray)を12月下旬に発売する。

 タイトルのファーストペンギンとは、“集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦する者”の意味。

 今作の制作のきっかけは、「自分たちのダンス表現を続けていくためには?」の問いの中にあったとのこと。「他のアーティストと比べて、ダンサーは自分たちの作品(映像)がセールスされるという文化はあまりありませんでした。基本的には、ミュージシャンが作った楽曲に心を動かされ、インスピレーションを受けた上で、それをダンスで表現する事がほとんどなので、音源の権利の問題もあり、100%自身の作品という事にはなりません。魂を込めて作ったダンス表現を、残してたくさんの人に見てもらうためには? と思い、僕たちは、ダンサーという表現者が先頭に立った作品づくりをスタートしました」と語っている。その思いをもとに、表現したいコンセプトを決めて、楽曲の方向性や歌詞をミュージシャンと相談しながら書き下ろすという従来と真逆の制作過程で作られた作品となる。

 「自分たちのダンスのコンセプトを中心にして、楽曲を書き下ろし、歌詞もディレクションする事をこんなに向き合ってやったのは初めての事だったので、改めて音と言葉を巧みに表現する音楽アーティストの皆さんって素晴らしいアーティストだし、そんな方々と自分のダンス表現のために一緒のゴールを見ながら作品を作れる事は非常に刺激的で楽しさしかなかったです」と、メンバーたちは多ジャンルのアーティストとコラボする喜びを語った。

 さらに、アルバムが発売される12月を含む5カ月間連続で、s**t kingzオフィシャルYouTubeにて毎月新作ダンス映像を発表する予定。その第一弾としてメンバーそれぞれが、初めて手掛けたソロダンスの映像作品を、メンバー4人分同時に公開した。それらの集大成となる作品集は未公開映像を加え、『FLYING FIRST PENGUIN』に収録される。

 公開された動画は、「First,」=「まずはじめに、」をお題とし企画・構成・振付・出演すべてを一人で手掛けた。shoji 「Too hard to choose」、kazuki「On my side」、NOPPO「足取り」、Oguri「I won’t say goodbye」と、自分というダンサーの名刺替わりとなる個性溢れた作品をプロデュースした。

 メンバーは、「ダンスコンテンツ自体、無料で楽しめる機会が溢れているので、今後作品を販売していくには必ずハードルがあると感じています。既にある“ミュージックビデオ”と“ダンス映像作品”との区別化は非常に難しい。なので、“新ジャンル”としての“ダンス映像作品”とは?を体感してもらうために、まずは無料で公開してより多くの人に知ってもらいたいと思ってます。「音楽のミュージックビデオと一緒じゃん」って思われないように、ダンス表現が中心にある作品で、見る側の楽しみ方に『驚き』と『発見』がなくてはいけない。僕たちの作品作りの特徴である“ストーリー性”や“コンセプチュアル”な部分を活かして、見終わった後に『ダンス映像作品を見るのって面白い!』と思ってもらえる心に残る作品を目指してます」と語った。

小原穣氏

 また、4作品全ての監督は小原穣氏が担当。同氏は「4人の頭の中では、振り付けを考える時や、ダンスを踊ってる時、こんな世界を妄想しているんだってヤバさを、今回のプロジェクトを通して体感させて頂きました。4人の頭の中をまんまアウトプットするとこんな感じ!な映像が出来上がったと思います。こんなバラバラな個性を持っている4人が、一緒にs**t kingzをやっていること自体が奇跡!」と、4人の個々それぞれのプロデューサーとしての企画力と、ダンサーとしての表現力についてコメントしている。

 なお、本日公開されたソロのダンス映像4作品は、8月29日に開催されるs**t kingzの生配信ダンスライブ『NAMA! HO! SHOW!!~ON&OFF~』では、ライブショーとして初生披露される予定。詳細は、s**t kingzオフィシャルサイトにて。

s**t kingzコメント

これまで沢山の素敵な音楽に出会い、踊る喜びを噛み締めてきました。しかし、踊りたい、表現したいと思える曲に出会えない時の寂しさは、ダンサーにとってとても苦しい瞬間でもありました。ならば、表現したいダンスに合わせて、音楽を作るという表現のあり方があってもいいのではないか。

そんな思いに賛同してくれた素晴らしいアーティスト・クリエイターの皆さんと、一緒に作品を作ることができました!今回のソロは、4人の個性とこだわりがギュッと詰まった作品たちです。これから生まれる沢山の作品、そして自分たち史上初の1st映像アルバムも「FLYING FIRST PENGUIN」のリリースも、楽しみにしてください!

■ソロダンス映像作品概要
公開日:2020年8月25日(火)20:00 
配信先:シットキングスオフィシャルYouTube

shoji 「Too hard to choose」

【ジャンル】Sweet&Hot系(略:アマカラ)
【コンセプト】 『コンビニで買い物をしようとしたら、200円しかない!どっちを買うか!?』

歌詞のイメージは「選択」。何でも選べる状況では特別だと思えないモノが、一つしか選べないとなると、突然輝いて見える。甘くて禁断のコイツにするか...スパイシーで中毒性のあるコイツにするか...くだらない内容だからこそ、どこまでもカッコ良く!をテーマに、思わず最後まで観たくなる、自分らしい作品を目指しました。

企画・構成・振付・出演:shoji(s**t kingz)
監督:小原穣
作詞・歌:MARTER
作曲:Masaki Tomiyama

MARTER コメント

今回は共通の知り合いを通じて、shoji君の曲に参加させていただくことになったのですが、まずはシットキングスのダンスの切れの良さにびっくりしましたね。これは世界でも通用する日本トップレベルなダンスだと。shoji君、そしてプロデューサーのMasaki君と入念な打ち合わせができたので仕事はスムーズに進んでいったかと思います。今まで自分ではやったことのないテイストの曲にあえてチャレンジすることになったので新たな発見が多々あり面白かったです。ここだけでしかないコラボレーションを是非楽しんで頂けたらと思います!

Masaki Tomiyama コメント

今回は、複数の場面・心情を複数の曲で表現するという非常にチャレンジングな楽曲を作りました。ジャンル含め初めてやることが多かったので、shojiさんと打合せした後にどんな曲をどう展開&繋げるかなど暫く悩んだのが今では良い思い出です(笑)。また個人的にはMARTERさんとご一緒できたのが嬉しかったです。本当に素敵な歌声で仮歌段階からテンション上がりました。そんなMARTERさんと入念な打合せをし、より素敵かつスピーディーに完成までもっていけたのも非常に良い経験だったと感じてます。大胆かつセクシーに踊るshojiさんが堪能できる素敵な楽曲になっておりますので、是非映像と共にお楽しみください。

kazuki「On my side」

【ジャンル】大人の色気&コメディ系(略:イロコメ)
【コンセプト】『いつもと違う帰り道が導く、夢の結末?!』

冴えない男が1人。いつもと違う帰り道に現れた1軒のバー。吸い込まれるように入った先に、予期せぬ出来事が!?冴えない男が、誰もが憧れるsexy男子に大変身。カッコいいけど面白い、爽快変身ストーリーをお楽しみ下さい!

企画・構成・振付・出演:kazuki(s**t kingz)
監督:小原穣
作詞・歌:issei
作曲:Masaki Tomiyama

issei コメント

今回の作品に対する感想・こだわり』歌い方や音色で雰囲気の変わる音楽。微妙なニュアンスの違いで振り付けが変わるダンス。この2つが混ざり合う作品だったので、レコーディング中もより深く細部まで話し合い、とてもクリエイティブなものになったと思います。ストリーミング化が進み、様々な音楽が溢れる中で、より重要になってきた「個性」をうまく出すことができたのではないでしょうか。

Masaki Tomiyama コメント

今回は、キレのあるクラシカル風味のR&Bをシンガーのisseiさんと一緒に作りました。特に面白かったのは、音もボーカルも歌詞も全て振付を意識しながら制作していった点ですね。効果音の入れ方やブレイクのさせ方、言葉の響や歌い方など一つ一つに対してどう身体を動かしていくのかをkazukiさんから振付のイメージを聞きながら進めるという貴重な体験ができました。そして、なんと言ってもisseiさんのボーカルが最高で、スタジオ録音時の第一声で全員が「最高すぎる」と目を見合わせた瞬間を今でも覚えてます。多くのチャレンジが詰まった素敵な楽曲になっておりますので是非映像と共にお楽しみください。

NOPPO「足取り」

【ジャンル】時と共に染みる系(略:トキシミ)
【コンセプト】『過ぎた恋の面影が残る部屋』

暮している部屋にも、色んな思い出が染みついていて、そういうモノたちや、想い、時間の流れの中を歩んでいって少しづつ前に進んでいっている様子を表現しました。見る人の心境によって、クローズアップされる瞬間が違う映像になっているので、それぞれの心に寄り添える、そんな映像作品になれると嬉しいです。

企画・構成・振付・出演:NOPPO(s**t kingz)
監督:小原穣
作詞・歌:大石晴子
作曲:tommgn

大石晴子 コメント

NOPPOさんのお話を伺ってから、言葉の形をとらないものとか、時間の流れ方について、私が感じていたことを書いてみました。気は急いているのに、自分がもうずっと停滞しているように思えた自粛期間中のことです。素敵な踊りに付き添うような曲になっていたら嬉しいです。ああ、私もいつかあんな風に踊ってみたい!

tommgn コメント

s**t kingz さんのダンスは10年以上前から1ファンとしてずっと見続けてきたので、今回ご一緒させて頂けた事が本当に夢のようです。NOPPOさんの完成イメージ、そして大石晴子さんの歌詞などを元に、ミーティングで何度も話し合いながら、まさに全員で完成させた大切な1曲になったと思います。少しでもたくさんの人に見て頂ける事を願っております。本当に貴重な体験をさせて頂きました、ありがとうございました!

Oguri「I won’t say goodbye」

【ジャンル】大自然エモエモ系(略:ナチュエモ)
【コンセプト】『太陽よ、置いていかないで。』

夕陽が沈んでしまう直前の、西陽が差し込む一番美しい瞬間に漂う、切なさやもどかしさ。その瞬間の神々しさを愛する自分と、今日が終わってしまう事に無性に焦る自分がいて。そんなちぐはぐな想いを、表現しました。それでも、毎日太陽は登って沈んで行く。1日の終わりにこの美しい大自然と全力ダンスを見て、また新たな気持ちで明日を始めてもらえたら嬉しいです!

企画・構成・振付・出演:Oguri(s**t kingz)
監督:小原穣
作詞・歌:KAIKI
作曲:Music Junction

KAIKI コメント

まだ自分が音楽活動をしていなかった10代の頃に、YouTubeでs**t kingzさんがUsherの”Caught Up”で踊った映像を初めて見つけて、ガッツリ心を撃ち抜かれ、そこからずっと見させて頂いていたので、今回お話を頂いた時は本当に震えました(笑)!楽曲はOguriさんのイメージと僕のイメージを何度もスタジオで擦り合わせながら、グルーヴや世界観を大事に作りました。聴いた人は身体を揺らしたくなること間違いないし、歌詞もきっと多くの方がそれぞれの人生に落とし込んで共感して頂けるのではないかな、と思います!!1人でも多くの方に届きますように!!

■アルバム情報
『FLYING FIRST PENGUIN』
Blu-ray
発売日:2020年12月下旬 
収録内容:・ダンス映像作品8本収録(予定)
・特典映像/メイキング映像ほか
s**t kingzならではのダンス映像作品が更に楽しめるコンテンツ予定。
※詳細は後日HP・SNSで発表予定。

■生配信ダンスライブ『NAMA! HO! SHOW!!~ON&OFF~』概要
イベント名: 『s**t kingz Live streaming dance show「NAMA!HO!SHOW‼〜ON&OFF〜」』
主演:s**t kingz
配信日時:2020年8月29日(土)20:00〜※70分間前後の配信予定
配信方法:ライブストリーミング
発売:2020年8月8日(土)12:00〜
料金:
・一般2,800円(税込)
・062会員2,800円(税込)※062会員限定【撮り下ろしフォトデジタルコンテンツ(サイン付き)・動画コンテンツ】付き

配信先:PIA LIVE STREAM(ぴあ)/LINE LIVE-VIEWING(LINE)
アーカイブ視聴:配信終了から3日間(2020年9月1日(火)20:00まで)
※販売終了:2020年9月1日(火)18:00

イベント情報特設ページ
主催/企画:株式会社 S KAKERU

問い合わせ:キョードー横浜 045-671-9911(月〜土11:00〜18:00)

・テスト配信イベント:詳細は以下HPにて

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